2025年7月19日(土)より「きもののヒミツ 友禅のうまれるところ」が京都国立近代美術館で開催されます!
本展は装いとして、また美術品として国内外で熱い視線を集め、“Wearable Art(着るアート)”とも称される「きもの」のデザインにスポットを当てた展覧会です。
「きもの」は、反物を直線縫いで仕立てるため強い平面性をもつ一方、その表面に繊細かつ華やかに施される多彩な意匠は、身体にまとうことで立体性を帯びます。この平面性と立体性を行き来する美しさは、はじめから立体裁断で制作される洋服とは異なる「きもの」ならではの特徴です。
江戸時代から現代まで、ファッションとしての喜びをもたらすとともに、平面の美と立体の美を内包する「きもの」の多種多様なデザインが生み出されてきた背景と制作者たちの創意―きもののヒミツ―を紹介します。
日本文化と美意識を継承する、きもの。華やかで豊かな意匠を凝らした、きものの“ヒミツ”とは
きものは平面に広げても美しく、人が身にまとえば立体になって衣裳としての喜びを与えてくれます。本展では、きもののデザインとものづくりの思考の両面から「きもののヒミツ」に迫ります。
合計約100点にも及ぶ明治時代から昭和時代初期にかけての友禅染裂の展示は、多種多様な流行を反映しており本展の見どころの一つです。
本展は、今年で創業470年を迎える京都の企業・株式会社千總ホールディングスの特別協力により実現しました。長年にわたる京都のものづくりの蓄積と歩みを映し出す同社のアーカイヴの一端をまとまってご覧いただける貴重な機会でもあります。
重要文化財に新指定の《大津唐崎図》《梅図》を公開
本展で展示を予定している岸竹堂の《大津唐崎図》《梅図》が、国の重要文化財に新たに登録されることが決定しました。京都国立近代美術館での展示が、指定決定後初めての公開となります。
《大津唐崎図》は、琵琶湖畔の風景が描かれた岸竹堂(1826-97)の代表作で、明治時代初期の作品でありながら西洋絵画や写真を連想させる空間表現に先駆性を示します。《梅図》は、当初《大津唐崎図》の裏面に表具されており、附(つけたり)指定されることとなりました。
本作は、明治時代の京都の染織業界と日本画家との繋がりを語る上で非常に重要な作品です。本展が光を当てる、近代の京都におけるものづくりの軌跡を捉えるために、ぜひ会場でご覧ください。
EXHIBITION with TICKET/展示会 (特典付) https://euphoric-arts.com/category/exhibition-with-ticket/ EXHIBITION/展示会 https://euphoric-arts.com/category/exhibition/
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会期 | 2025年7月19日(土)~2025年9月15日(月・祝)※前期(7月19日-8月17日)、後期(8月19日-9月15日)で展示替えを行います。 |
開館時間 | 午前10時~午後6時 金曜日は午後8時まで開館 ※入館は閉館の30分前まで |
休館日 | 月曜日(ただし7月21日、8月11日、9月15日は開館)、7月22日(火)、8月12日(火) |
会場 | 京都国立近代美術館 |
公式サイト | https://www.yomiuri-osaka.com/lp/kimono/ |
観覧料 | 前売・団体(20名以上) 当日 前売ペアチケット(一般のみ) ※各種プレイガイドなどで販売。 |
住所 | |
アクセス |
他経路、詳細は「京都国立近代美術館 アクセス」から |
展示内容





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神坂雪佳原画《友禅染裂 琳派百花》1935年 株式会社千總ホールディングス蔵 |

