【展覧会】「札幌美術展 下沢敏也 origin―土の命脈」が札幌芸術の森美術館で開催!

2025年9月13日 〜 2025年11月3日
下沢敏也 origin―土の命脈 チラシ

アートコンサルティング

2025年9月13日(土)より「札幌美術展 下沢敏也 origin―土の命脈」が札幌芸術の森美術館で開催されます!

北海道の陶芸界をリードしつつ、伝統にとらわれない造形や、陶土の可能性をひらくインスタレーション作品に挑戦しつづける作家、下沢敏也(1960- )。「Re-birth」シリーズと名付けられた下沢の作品は、「風化から再生へ」と向かう生命の営みをテーマとしてきました。陶土で形作られるのは、時に朽ちゆく木々、あるいは再生する命を内に宿すかのような蓑虫、ぼろ布をまとう人間を思わせる生命の姿です。土には精妙な表情がつけられ、太古の昔から存在するかのような地層やひび割れが現れたり、さなぎを思わせるふくよかさをまとったり、その表現には確かな広がりがみられます。

18歳で陶芸の世界に本格的に足を踏み入れてから、やきものの地・信楽での研修、自らの陶房の設立を経て、1990年代以降は札幌、奈良、京都、東京など各地で個展を開催。すでにこの時から、その表現活動には二つの軸がありました――「うつわの仕事」と「前衛の仕事」。作家自身がこう呼ぶそれぞれの領域は、作家の制作人生において折々にその比重を交代させながら、しかし両者とも作家にとって不可欠なものでありつづけています。

本展では作陶の世界と、現代アートの世界とを縦横に行き来しながら作家が挑む、造形表現の「今」に迫ります。

数メートルの大きさに及ぶ土の造形で構成される下沢のインスタレーション作品からは、生命の果てゆく姿と、その残り火の中から再生しようとする兆しを、見てとることができるでしょう。

北海道の陶土を素材に独自の技法を探求する作家の世界を、どうぞご堪能ください。

下沢敏也
下沢敏也
撮影:山岸靖司

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展覧会情報

会期2025年9月13日(土)~2025年11月3日(月・祝)
開館時間9:45〜17:00
*入場は閉館の30分前まで
休館日会期中無休
会場札幌芸術の森美術館
公式サイトhttps://artpark.or.jp/tenrankai-event/shimozawa_2025/
観覧料一般:¥1,200(¥960)
高校・大学生:¥720(¥580)
小・中学生:¥360(¥290) 

*( )内は前売りまたは20名以上の団体料金 
*小学生未満無料 
*65歳以上の方は当日料金が960(団体770)円になります。年齢の分かるものをご提示ください。 
*障がい者手帳をお持ちの方は、当日窓口でご提示いただくと、ご本人と付き添いの方1名が無料になります。
住所
アクセス地下鉄南北線「真駒内(まこまない)駅」の中央バス2番乗り場から、【滝野線】に乗車、「芸術の森入口」または「芸術の森センター」下車
詳細は「札幌芸術の森 アクセス」から

展示内容

展示風景「Re-birth 2021 沈黙の始まり」
「Re-birth 2021 沈黙の始まり」展示風景(2021年、ギャラリー創)
展示作品《Re-birth[起源]》
下沢敏也《Re-birth[起源]》2016年、陶、札幌芸術の森美術館蔵(撮影:前澤良彰)
展示作品《Re-birth》(部分)
下沢敏也《Re-birth》(部分)2021年、陶、作家蔵(撮影:山岸靖司)
展示作品《Re-birth》
下沢敏也《Re-birth》2021年、陶、作家蔵(撮影:山岸靖司)
展示作品《Re-birth 森へ》
下沢敏也《Re-birth 森へ》2014年、陶、作家蔵(撮影:前澤良彰)
展示作品《Re-birth》
下沢敏也《Re-birth》2023年、陶、作家蔵
展示作品《Re-birth》(部分)
下沢敏也《Re-birth》(部分)2021年、陶、作家蔵(撮影:山岸靖司)

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