【展覧会】京都国立近代美術館にて「キュレトリアル・スタディズ16:荒木悠 Reorienting ―100年前に海を渡った作家たちと―」を開催!

2025年10月7日 〜 2025年12月7日

アートコンサルティング

2025年10月7日(火)より「キュレトリアル・スタディズ16:荒木悠 Reorienting ―100年前に海を渡った作家たちと―」が京都国立近代美術館で開催されます!

京都国立近代美術館では、2025年10月7日から12月7日まで「キュレトリアル・スタディズ16:荒木悠 Reorienting ―100年前に海を渡った作家たちと―」を開催いたします。

荒木が初めて海の向こうのアメリカへと渡ったのは、3才の頃でした。英語がままならなかった荒木は、異なる言語を話す友人たちと絵でコミュニケーションを取り、大人になっていつしか美術作家として活動を始めました。彼は現在も、国と国、都市や地域の行き来を続けます。そして各地で様々な人や文化と出会いながら、文化間の邂逅や摩擦、歴史の奥に潜む物語の層を、ユーモアと批評性に富んだ作品として発表してきました。

この展覧会では、荒木の新旧作品と越境する眼差しを、京都国立近代美術館のコレクションから当館研究員が選んだ国吉康雄(1889-1953)、石垣栄太郎(1893-1958)、野田英夫(1908-1939)という、3名の「日系移民作家」の作品に重ねます。そして移動と越境、表現の関係を掘り下げながら、過去と現在を照らし合います。 戦争や不況、「我々」と「彼ら」を分断する思考など、国吉・石垣・野田が約100年前に直面した情勢と通じる状況が現在進行形で続いています。

荒木作品と当館コレクション合わせて計20点以上を展覧する本展は、この複雑な世界で共に生きる一人ひとりの現在地と進む先を見つめるきっかけになるでしょう。

⬇︎その他の展示会はこちらからご覧いただけます!⬇︎

展覧会情報

会期2025年10月7日(火)~2025年12月7日(日)
開館時間午前10時~午後6時、11月28日と12月5日を除く金曜日は午後8時まで開館 ※入館は閉館の30分前まで
休館日月曜日(ただし、10月13日、11月3日、11月24日は開館)、10月14日(火)、11月4日(火)、11月25日(火)
会場京都国立近代美術館
公式サイトhttps://www.momak.go.jp/
観覧料一般430円(220円)
大学生130円(70円)
高校生以下・18歳未満および65歳以上無料

※心身に障がいのある方とその付添者1名、ひとり親家庭の世帯員の方は無料(入館の際に学生証、年齢の確認ができるもの、障害者手帳等をご提示ください)
※( )内は20名以上の団体と夜間割引(金曜午後6時以降)
※本料金でコレクション展もご覧いただけます。
住所
アクセス
  • JR・近鉄京都駅前(A1のりば)から
    市バス5番 銀閣寺・岩倉行「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ
    市バス105番 平安神宮・銀閣寺行「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ(105番は土曜日・休日のみ運行)
  • JR・近鉄京都駅前(D2のりば)から
    市バス86番 清水寺 祇園・平安神宮行「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ
  • JR・近鉄京都駅前(D1のりば)から
    市バスEX100番(観光特急)清水寺・銀閣寺行「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ(100番は土曜日・休日のみ運行)
  • 阪急烏丸駅・京都河原町駅、京阪三条駅から
    市バス5番 銀閣寺・岩倉行「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ
  • 阪急烏丸駅・京都河原町駅、京阪祇園四条駅から
    市バス46番 祇園・平安神宮行「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ
  • 地下鉄東山駅から
    1番出口より徒歩約10分

他経路、詳細は「京都国立近代美術館 アクセス」から

展示内容

悠、3 才 (成田空港国際線出発ロビー
にて、1988 年 9 月 19 日)
撮影:宇野博二
荒木悠《Stray Dogs》
制作:1947-1952 年/発表:2017 年 – 作家蔵
(「クロニクル、クロニクル!」展示風景、
クリエイティブセンター大阪、2017 年)
Image courtesy of the artist and MUJIN-TO Production /
画像提供:無人島プロダクション
石垣栄太郎《鞭うつ》
1925 年
京都国立近代美術館蔵
国吉康雄《コニーアイランド》
1938 年
京都国立近代美術館蔵
野田英夫《風景》
1937 年
京都国立近代美術館蔵

NEW POSTS / 新着記事