こんにちは。Euphoric ” “編集部です。
皆さんは普段、図書館を利用していますか?
日本の図書館は独立した図書館サービスを行う機関(例えば米国の図書館は公民館の役割も兼ねています)で、そのため利用者個人個人に手厚いサービスを行うことができます。
しかし、電子書籍やその他の娯楽が増えた昨今、図書館の利用者数は右肩下がりとなっています。
図書館はただ本を貸し出すというだけではなく、文化的な資料を保存するという大きな役割を持っています。その中で、電子書籍では見られない書籍やその他の娯楽では味わえない知的な楽しみがあるのが魅力です。
本記事ではEuphoric ” “編集部が選ぶ、アートを学ぶ皆さんに是非おすすめの都内の図書館5選をご紹介します。
アートが学べる図書館5選【都内編】
国立国会図書館
名前 | 国立国会図書館 |
開館時間 | 東京本館:9時30分~19時(土曜日は17時) |
休館日 | 東京本館:日曜日、国民の祝日・休日、年末年始、第3水曜日 |
公式ホームページ | https://www.ndl.go.jp/index.html |
交通手段・アクセス | 東京本館 〒100-8924 千代田区永田町1-10-1有楽町線永田町駅2番出口から、徒歩約5分 半蔵門線、南北線永田町駅3番出口から、徒歩約8分 丸ノ内線、千代田線国会議事堂前駅1番出口から、徒歩約12分 |
場所 |
言わずと知れた国立国会図書館には日本国内で発行されたすべての出版物が収蔵されており、もちろんアートや美術に関わる本の蔵書も国内最多となります。
個人向けのデータベース転送や、資料の複写などのサービスも充実しているので探し物にはぴったりの図書館です。
公式ホームページにて資料のオンライン検索ができるほか、全国から参加している図書館員が利用者からの質問をもとに資料を探してくれる「レファレンス協同データベース」にも対応しているので気になる方は利用してみてはいかがでしょうか。
千代田区立日比谷図書文化館
名前 | 千代田区立日比谷図書文化館 |
開館時間 | 月曜日から金曜日 午前10時から午後10時 土曜日 午前10時から午後7時 日曜日・祝日 午前10時から午後5時 |
休館日 | 毎月第3月曜日、12月29日から1月3日、特別整理期間 |
公式ホームページ | https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/ |
交通手段・アクセス | 〒100-0012東京都千代田区日比谷公園1-4
東京メトロ 丸の内線・日比谷線「霞ケ関駅」 都営地下鉄 三田線「内幸町駅」 東京メトロ 千代田線「霞ケ関駅」 JR 新橋駅 日比谷口より 徒歩約10分 |
場所 |
日比谷図書文化館の魅力はなんといっても、国内で催された展覧会の図録を収蔵していることにあります。
大々的な展示会はもちろんのこと、美術大学などで行われた展覧会まで取り揃えられており閲覧も自由に行うことができます。
その他の美術・アートに関する本・資料も充実しており、一般書・知識書も豊富に取り揃えられています。
さらに、千代田区の歴史をテーマとした常設展を行っており、自由に観覧することができるほか、1階にある「Library Shop & Cafe Hibiya」では常設展示図録、文化財事務室主催の企画展・特別展の展示図録、文化財調査報告書を購入することができます。
江東区立深川図書館
名前 | 江東区立深川図書館 |
開館時間 | 月曜日~土曜日・・・午前9時~午後8時 日曜日、祝日・休日、12月28日・・・午前9時~午後7時 |
休館日 | 館内整理日(毎月第3金曜日(第3金曜が祝・休日の場合は第3木曜日)、1月4日)、年末年始、特別整理期間 |
公式ホームページ | https://www.koto-lib.tokyo.jp/ |
交通手段・アクセス | 東京メトロ 半蔵門線・都営地下鉄 大江戸線 清澄白河駅(徒歩約7分) |
場所 |
明治42年9月10日東京市立図書館として設立され、昭和25年10月に江東区に移管、以降は区立図書館として機能しています。
令和5年2月1日に大規模改修を終え、リニューアルオープンしたばかりです。
文化財保護の役割を担っており、郷土資料や文化資料を保存しているだけではなく、講演会という形で披露するイベント等も行っています。
ぜひホームページを訪れ、イベントの開催予定を確認してみてください。
電車で訪れる場合は最寄駅が清澄白河駅で、近くには東京都現代美術館があります。
展覧会を観た帰りに図書館で知識を深めるのも良いかもしれません。
中央区立京橋図書館(本の森ちゅうおう)
名前 | 中央区立京橋図書館 |
開館時間 | 月~土曜日 9時00分~21時00分 日曜日・休日 9時00分~17時00分 |
休館日 | 第3木曜日、年末年始 |
公式ホームページ | https://www.library.city.chuo.tokyo.jp/contents?14&pid=11 |
交通手段・アクセス | 東京メトロ日比谷線・JR線 「八丁堀」駅 A3出口 から 徒歩1分東京メトロ有楽町線 「新富町」駅 出口5から 徒歩6分都営浅草線 「宝町」駅から A1出口から徒歩7分 |
場所 |
令和4年12月4日にオープンしたばかりの新しい図書館です。
元々は京橋尋常小学校内の簡易図書館として開館しましたが、大正11年に移転した建物が、翌年の関東大震災で全焼し、昭和4年に中央区役所内に移転。
幸いにも戦火を免れ、現在では貴重な資料を所蔵する都内屈指の図書館となっています。令和4年12月に中央区立郷土資料館とともに、新設された複合施設「本の森ちゅうおう」内に移転しました。
中央区立郷土資料館には戦火を免れた貴重な戦前図書が約2,600冊も収蔵されており、錦絵や葉書などがそのままに保存されています。
ホームページで画像データを閲覧することもできるので、気になった方は利用してみてはいかがでしょうか。
資料館の他には多目的ホールやカフェが併設されており、一日中居心地の良い空間になっています。
一般開架コーナーは4フロアにも及ぶので、じっくりと読書に浸ることができます。
武蔵野市立武蔵野プレイス
名前 | 武蔵野市立武蔵野プレイス |
開館時間 | 午前9時30分~午後10時 |
休館日 | 水曜日(祝日にあたる場合は開館し、翌日休館) |
公式ホームページ | https://www.musashino.or.jp/place/index.html |
交通手段・アクセス | JR中央線・西武多摩川線「武蔵境駅」南口下車、徒歩1分 |
場所 |
武蔵境駅の南口にあった農水省食糧倉庫跡地が約40年の歳月をかけ、文化財保護の役割を持つ図書館と憩いの場となる公園、その他の施設を複合した新型施設が「武蔵野プレイス」です。
ワンフロアずつのメインライブラリーと児童書コーナーは空間ブラウジング(回遊)ができるように工夫され、雑誌と新聞に特化した閲覧室であるマガジンラウンジ、学習コーナーやチラシの印刷作業に適したプリント工房といった施設が取り揃えられています。
さらにボルダリングやスポーツが楽しめるオープンスタジオ、楽器の演奏ができるサウンドスタジオ、ダンスや演劇が行えるパフォーマンススタジオ、工芸や料理を楽しめるクラフトスタジオなど独自性の高い有料施設も併設されています。
これまで紹介してきた図書館とは一味違う、ジャンルの違いや実体験も交えたアートの学びを味わうことができることでしょう。
また、建築的にも非常に美しい施設で、建築デザインという意味でも意味のある施設です。
一人でも、家族でも、団体でも、誰とでも楽しめるような複合施設になっています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
古い本を探すために、一人で静かに過ごす場所というイメージを抱いていた方は驚くようなサービスを取り入れている図書館が近年は増えています。
これもいわゆる“若者の図書館離れ”対策であるわけですが、電子書籍や新古品マーケット、オンラインショップなどの拡大につれてそれに負けないようなサービスを拡充していっている印象です。
また、国立国会図書館のページでご紹介した「レファレンス協同データベース」のように、ネット環境の普及をうまく利用した図書の文化的価値を広めるサービスも行われています。
こういった身近なサービスをきっかけに、本サイトの記事で紹介している書籍も参考に、訪れてみるのはいかがでしょうか。