ミエルレ・ラダーマン・ウケレスは、ニューヨークに拠点を置く、地球環境に訴える作品を制作するメンテナンス・アーティストです。
今回はウケレスについて、彼女の作品と共にご紹介します!
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Toggleミエルレ・ラダーマン・ウケレスってどんな人?

<名前>
ミエルレ・ラダーマン・ウケレス(Mierle Laderman Ukeles)
<国籍>
アメリカ合衆国
<経歴>
ミエルレ・ラダーマン・ウケレス(Mierle Laderman Ukeles) は1939年にアメリカのコロラド州デンバーに生まれました。
ウケレスはバーナード大学で歴史国際研究を学び、その後ニューヨークのプラット・インスティテュートで芸術の勉強を始めました。
そして1974年にニューヨーク大学で芸術に関する修士号を取得しました。
その後1970年代、彼女はアメリカで運営されている公立美術館であるアドワーズアテネウムなどの芸術のワークスペースの管理に従事していました。
1977年からはニューヨーク市衛生局のアーティストとして勤務し始めました。
そして2019年に、芸術界に大きな影響を与えているが、公には知られていないアーティストに対して贈られるフランシスJ.グリーンバーガー賞を受賞しました。
ミエルレ・ラダーマン・ウケレスの代表作品
Maintenance Art
クイーンズミュージアムのアトリウムに展示されているウクレスの作品です。
この作品の鉄筋の先には作業用の手袋が刺されており、全て公園や道路、交通機関から回収されたもので、穴が空いていたり、作業用のグリースがついていたりと、多くの労働の痕跡が見られます。



for→forever…
ウケレスがcovid-19を背景に、ニューヨーク市のサービスワーカーに敬意を評して本作品を制作しました。現在はニューヨークの地下鉄のスクリーン、タイムズスクエアの看板、クイーンズミュージアムに展示されています。

まとめ
いかがでしたでしょうか?
今まで様々なアーティストをご紹介してきましたが、環境に対してアプローチしているアーティストは初めてだと思います。
特に、covid-19を背景にサービスワーカーに対して贈られた作品は、グッと惹かれますね!
参考文献
TOP画像:READER|Mierle Laderman Ukeles lecture
WIKIPEDIA|Mierle Laderman Ukeles