2025年6月28日(土)より「コレクション1」が国立国際美術館で開催されます!
2025 年度のコレクション1は、特集展示「戦後美術の円・環」と通年展示「コレクション・ハイライト」の二部構成でお届けします。 前者の「戦後美術の円・環」で注目したいのは、円や環などの姿をとってあらわれる、さまざまな「まるい形」で す。単純明快、ゆえに美術家のさまざまな意図を受け止めうるその形は、とりわけ戦後日本美術のなかに繰り返し 登場してきました。幾何学的形態でありながら角がなく、しかし有機的形態のようには決して不定形でも不規則で もない― その意味で「どっちつかず」なまるは、いかなる役割を担ってきたのか。本特集展示は、いくつかの視点を設けつつ、こうした問いについて考えることを試みます。 いっぽう、後者の「コレクション・ハイライト」で紹介するのは、国立国際美術館を代表する所蔵作品ならびに新収蔵作品です。古くはポール・セザンヌやマックス・エルンストら、19 世紀末から 20 世紀初頭にかけての実践 にまで遡られる当館コレクションを通して、近現代の美術の諸相が浮かび上がってくるでしょう。近年収蔵したヨーゼフ・ボイスや村上隆、またモーリーン・ギャレスやマリア・ファーラなどの作品を、1 年間通してご覧いただける機会となります。
◎ 近年の収蔵作品を多数展示
特集展示、通年展示のいずれにおいても、近年新たに収蔵した 作品を多数紹介します。2024 年度に収蔵した田部光子《ヤマト タケルノミコト》(1950 年代 ) や森本紀久子《親切な逆夢》《変身》 (ともに1963年) 、ま たモーリーン・ギャレス《レイト・オーガスト》(2024年)のほか、2022年度に収蔵した今井祝雄《作品-円A》《作品-円D》(ともに1964/2012年) などを、今回初めてご覧いただけます。
◎ 円や環などの形態に着目し、コレクションを紹介
「まるい形」という共通項を設定しつつ、とりわけ日本の戦後美術における様々な実践を振り返り ます。あるときは戦略的に、またあるときは半ば無意識に繰り返されるこの形について再考し、コレクションに新 しい光を当てることを試みます。
EXHIBITION with TICKET/展示会 (特典付) EXHIBITION/展示会
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会期 | 2025年6月28日(土)~2025年10月5日(日) |
開館時間 | 10:00~17:00、金曜・土曜は 20:00 まで *入場は閉館の 30 分前まで |
休館日 | 月曜日(ただし7月21日、8月11日、9月15日は開館)、7月22日、8月12日、9月16日 |
会場 | 国立国際美術館 |
公式サイト | https://www.nmao.go.jp |
観覧料 | 一般:¥430(220) 大学生:¥130(70) *( )内は 20 名以上の団体料金 *高校生以下・18 歳未満・65 歳以上無料(要証明) *心身に障がいのある方とその付添者 1 名無料(要証明) *夜間割引料金(対象時間 : 金曜・土曜の 17:00 ‒ 20:00)一般 : 250 円 大学生 : 70 円 *本展は特別展「非常の常」(会期:6 月 28 日~ 10 月 5 日)の観覧券でご観覧いただけます。 *無料観覧日 6 月 28 日(土)、7 月 5 日(土)、8 月 2 日(土)、9 月 6 日(土)、10 月 4 日(土) |
住所 | |
アクセス | 渡辺橋駅(2番出口)から徒歩約5分/淀屋橋駅(7番出口)から徒歩約15分 肥後橋駅(3番出口)から徒歩約15分等 詳細はアクセスから |
展示内容

《レイト・オーガスト》2024 年
国立国際美術館蔵
Photo by Kei Okano.
Courtesy of the artist and
MISAKO & ROSEN

国立国際美術館蔵
©Noriyasu FUKUSHIMA

国立国際美術館蔵
©Motonaga Archive Research Institution Ltd.