メゾン・マルジェラの創立者であるマルタン・マルジェラって知っていますか?
マルタン・マルジェラは公には顔を出さず、彼とあったことがある人物も業界内でも少ない。
そして現在はすでに引退してしまっており、ブランドとの関わりはもうない。
今回はそんな謎に包まれたマルタン・マルジェラを解き明かしていきたいと思います!
目次
マルタン・マルジェラってどんな人?
<名前>メゾン・マルタン・マルジェラ(Maison Martin Margiela)
<国籍>ベルギー
<経歴>
マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)は1957年4月9日、ベルギーのヘンクに生まれました。
マルタンは16歳からデッサンを学び始め、18歳の1977年にアントワープにあるアントワープ王立芸術学院に入学し、2年後に卒業。
そこで現在は「Antwerp Six」と呼ばれる、ロンドンで行われたコレクションで活躍し、世界的有名になったベルギー初のファッションデザイナー達に出会いました。
1984年にマルタンはジャン=ポール・ゴルチエのファッションショーに魅力され、彼のアトリエに入りました。
その後、1987年まで彼のアトリエで修行し、翌年1988年に自身のレーベル「メゾン・マルタン・マルジェラ 」を立ち上げました。
メゾン・マルタン・マルジェラは創立1年でパリコレクションにてデビューし、2000年に東京に店舗を開業。続いてベルギーのブリュッセル 、フランスのパリに進出しました。
マルタンは1997年から2003年に「エルメス」のファッションデザイナーの仕事もになっていました。
そして2008年にマルタンは引退し、メゾン・マルタン・マルジェラのクリエイティブディレクターの座を、「クリスチャン・ディオール」のファッションデザイナーをしていたジョン・ガリアーノに受け渡しました。
メゾン・マルジェラ ってどんなブランド?
メゾン・マルジェラ(Maison Margiela)はフランスに拠点を置くファッションブランドです。
商品はウィメンズ、メンズ共にフレグランス、アクセサリー、ウェア、シューズなど様々な分野に展開しています。
1988年にマルタン・マルジェラによって立ち上げられ、翌年1989年にパリ・プレタポルテ・コレクションにてデビュー。
デビュー当時はゆるっとしたスタイルが流行っていたが、そこでタイトなピッタリとしたスタイルを提案し、当時の流行に大きく影響を与えました。
2008年にブランド創立者マルタン・マルジェラ からジョン・ガリアーノに、クリエイティブディレクターが変わりました。
メゾン・マルジェラ のブランドタグには0〜23の数字が書かれており、商品ごとに数字1つだけ◯で囲われています。
これは「カレンダータグ」と言われるもので以下で数字ごとの意味を解説します。
0‐『ARTISANAL』
1‐女性のためのコレクションライン
3‐フレグランス(2010年誕生)
4‐女性のためのワードローブ
8‐アイウェア
10‐2005年春夏より、男性のためのコレクションライン
14‐男性のためのワードローブ
11‐2005年秋冬からのアクセサリーライン
12‐ジュエリーライン(2008年誕生)
13‐1999年より、小物、出版物
22‐シューズライン
6‐コンテンポラリーライン (MM6)
このように数字によって商品を区別しています。
覚えておいて欲しい番号はメンズなら0,10,14 です。
0,10に関しては初期のアイテムやアーティザナルといった一点もののに振り分けられているものです。男性のアイテムの多くは14の番号が振り分けられています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
普段、服やアクセサリー、フレグランスを購入する際は商品のデザインや質を考慮している人が多いと思います。
ですが、ブランドや創立者の歴史を知ると、よりいっそう自信を持ってそのアイテムを使いこなすことができるかもしれません!
今回はメゾン・マルジェラについて取り上げましたが、今後は様々なファッションブランドも解説していきたいと思います!
参考文献
TOP画像:FASHION PRESS|Maison Margiela