こんにちは!ユアムーン株式会社 編集部です!
突然ですが、皆さんは「クラフトビール」を飲んだことがありますか?
最近何かと話題のクラフトビールですが
種類が多くて選び方がよく分からない方、意外とたくさんいらっしゃるのでは、、?
『ジャケ買い』という言葉があるように、
クラフトビールを見た目から選んでみるのも一つの楽しみ方ではないでしょうか!
▼この記事では見た目も魅力的なクラフトビールを紹介していきます!▼
目次
クラフトビールとは?
クラフトビールの定義
レストランやアンテナショップ、物産展などでよく見かけるクラフトビールですが、
具体的にはどんなビールが『クラフトビール』と呼ばれるのでしょうか。
アメリカのクラフトビール協会であるブリューワーズアソシエーションによると、
このように定義づけされています。
『小規模で独立した醸造所で生産されたビール』
「小規模」については、年間生産量が600万バレル以下(アメリカ全土のビール年間生産量の約3%以下)であること
「独立」については、大規模なアルコール飲料メーカーに所有・経済的にコントロールされていないこと
という基準が設けられています。
しかし、日本ではこれらの基準は当てはまりません。
というのも、1ガレル=約160リットルなので、600万バレルは約9億6000万リットルということになります。
2018年の国内ビール生産量は51億830万リットルというデータがあるため、
日本に置き換えるとビール年間生産量の約17%という計算になります。
そのため、国内のクラフトビールの基準は少し曖昧だと言えますね。
つまり、実は日本において『クラフトビール』についての明確な基準は無いのです!
それがかえって、日本の個性豊かで自由なビール生産に繋がっているのかもしれませんね。
クラフトビールの主な種類
一口にクラフトビールと言っても、種類は様々です。
主に知られるものは、下記の通りです!
ピルスナー |
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ペールエール |
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ヴァイツェン | ドイツで発展。小麦麦芽を50%以上使用している上面発酵ビール。苦味が大変弱い。炭酸ガス含有率が高く、清涼感が特徴。 |
スタウト | イギリスで発展。原料の一部に砂糖が使用された上面発酵ビール。焙煎されたロースト麦芽が使用されており、真っ黒な見た目と濃厚でコクのある味が特徴。 |
IPA | インディアン・ペールエールの略であり、大量のホップが使用されてた上面発酵ビール。アルコール度数が高くてしっかりとした苦味と香りが特徴。 |
他にも原料にフルーツを使用したフルーツビール、強い酸味とチーズのような風味が特徴のランビック、ワインのように度数の高いバーレイワイン(ビールです!)などがあります。
今ご紹介した種類に上面発酵と下面発酵というものがありましたが、
上面発酵ビールは、発酵が進むと麦汁の上部に酵母が浮き上がる性質の酵母を使ったビールで、
下面発酵ビールは、上面発酵酵母とは反対に発酵が進むにつれて、タンクの底の方に沈降していく酵母を使って醸造されているビール
です。
そのため、下面発酵ビールがすっきりとしたライトでクリアな味わいを持つのに対し、上面発酵ビールは素材の味が反映されやすく、醸造所によっての個性が目立ちやすくなります。
このような種類ごとの特徴から自分に合うクラフトビールを選んでみると、
美味しいビールに出会える確率は高くなると言えるでしょう。
しかし!
皆さんの中には、ビールを普段飲まないから苦味も香りもよく分からないという方や、
一通り飲んでみたけど何か物足りないという方もいらっしゃるのはないでしょうか。
そこで、味ではなく『見た目から選ぶ』という方法も提案させて頂きたいと思います!
見た目も素敵!なクラフトビール3選
ここからは、味はもちろんのこと、見た目も魅力的なSNS映え間違いなしのクラフトビールを3つ、ご紹介させて頂きます!
『人生醸造craft』
ピンク、青、黄色、赤、と大変色鮮やかな見た目ですが、実は全てビールです!
NECの最先端AI技術群「NEC the WISE」とクラフトビールメーカー「コエドブルワリー」のコラボレーションにより生まれたこちらの『人生醸造craft』は
小学館の過去約40年間の雑誌データをNEC the WISEが分析し、
20代~50代の各世代の特徴を
当時流行したファッションやワードから「パステル」や「シャープ」といったように
色、香り、味の指標に変換。
そして、コエドブルワリーの職人によって仕上げられたビールです。
20代を表現した左上のビールは、アメリカ産ホップの柑橘系のアロマ、ハイビスカスによる酸味と淡いピンク色が特徴です。
30代を表現した右上のビールは、碧く、甘く香るココナッツとホップのトロピカルなアロマが特徴のフルーツビールです。
40代を表現した左下のビールは、酵母由来のバナナを思わせるエステルとフェノールが織りなす複雑なアロマのバランスの良い纏まりが特徴のヴァイツェンです。
そして最後に50代を表現した右下のビールは、スペシャリティモルトの配合と高めのアルコール分のバランスをとることで、適度なボディ感とすっきりとした飲み口、芳醇な後味が同時に楽しめる仕上がりです。
流行語やファッショントレンドからビールの味を編み出すなんて、
非常に斬新なアイディアで驚きますよね。
ぜひ、ご自身の世代に合ったものを飲んでみてはいかがでしょうか!
ご家族で飲み比べしてみても盛り上がりそうですね!
『ベアードビール』
続いては個性豊かなラベルが目立つ『ベアードビール』をご紹介します!
静岡に醸造所を持つベアード・ブルーイング・カンパニーは2000年に設立されました。
他の醸造所のビールとは異なり、2次発酵による自然発泡のビールであるため
キンキンではない、少し高い温度でおいしく味わえることが特徴です。
また、モルトやホップ、酵母が最低限の加工に留められているため、
素材本来の味が最大限に引き出されています。
そしてラベルについてですが、
創業当時からグラフィックデザインアーティストの西田栄子さんが一貫して務めているそうです。
小説の表紙のようなラベルが手に取る人を楽しませます。
ラベルのイラストから直感で選んでみるのも楽しいかもしれませんね!
飲み比べセットなども販売されているので、
プレゼントに向いているのではないでしょうか!
モダンタイムス(アメリカ)
レトロでポップなラベルがとってもかわいいクラフトビールです!
『モダン・タイムス』はアメリカ・サンディエゴに2013年に創設されたまだ新しい醸造所です。
クラウドファンディングで資金を募り、ブリュワリーとしては過去最高額を集めたそうです。
モダン・タイムスと名前は1851年から1860年代後半までニューヨークに実在したユートピア的コミュニティに由来しており、
生産するビールのほとんどが実在した実験的ユートピアコミュニティや架空のユートピア的コミュニティから名付けられているそうです。
ネーミングからも伺えるようなアーティスティックな傾向は
ラベルにも顕著に表れています。
この幾何学的なデザインと個性的なカラーが目立つラベルはエイミー・クローンというグラフィックデザイナーによって手掛けられているそうです。
飲んだ後にインテリアとして飾ってみるのもいかがでしょうか!
まとめ
今回の記事では、味で選ぶことが主流のビールを見た目にフォーカスして紹介しました。
クラフトビールは世界中に無数にありますので、楽しみ方も無限大です。
よく飲む方も、そうでない方も、
ぜひご紹介したビールを試してみてはいかがでしょうか!