「ジャズってそもそも何?」
「ジャズってどうやって生まれたの?」
「ジャズって何種類かあるの?」
この記事はそんな方々向けです!
・ジャズが生まれた歴史
・ジャズの4つのジャンル
この記事はジャズについての基礎を学べるものとなっています!この記事を読み終わったら、あなたはジャズをもっと楽しめるようになっていますよ!
では、さっそくジャズについて解説していきたいと思います!
目次
ジャズってどんな音楽?
これから上記の悩みを持った人のために、ジャズの概要についてご紹介したいと思います!
皆さんは日常的にジャズを聴きますか?
おしゃれなカフェやレストランなどでよく流れているジャズ音楽はゆったりとムーディな雰囲気からアップテンポで華やかな雰囲気まで、幅広い印象を与えます。
ジャズの起源は、米国南部の黒人達によって生み出された音楽であるブルースにあるといわれています。主にギターを伴奏に用いられるブルースに対して、ジャズは様々な楽器によって演奏されます。
多くのジャズバンドでは「クインテット」、つまりトランペット・サックス・ピアノ・ベース・ドラムスの楽器編成で演奏されます。
また、この内のピアノ・ベース・ドラムスが独立したバンドが「ピアノ・トリオ」と呼ばれます。
さらに、ピアノ・トリオにトランペット又はサックスが加わった楽器編成が「カルテット」となります。
1人で演奏されるソロから始まり、上記のように楽器が増えていくことで複雑で繊細なアレンジを加えることができ、ジャズの音楽としての深みが増すことになります。
ジャズの楽器編成のうち、最も賑やかな印象を与えるのが「ビックバンド」と呼ばれ、主にサックス・トロンボーン・トランペット・ギター・ピアノ・ベース・ドラムを合わせ17人で演奏されます。
楽器編成の他に、ヴォーカルの歌声やジャズ特有のアドリブなどが重なり合って、その瞬間にしか生まれない音楽を創り出すのがジャズです!
次は、まさに生きた音楽を表現するジャズが生まれた背景についてご説明します。
ジャズはどうやって生まれたのか?
これから上記の悩みを持った人のために、ジャズの歴史についてご紹介したいと思います!
はじめにお話したジャズの起源となるブルースとは、19世紀後半、奴隷制度によって生まれた黒人の怒りや悲しみを「ブルーノート」と呼ばれる西洋音階を少しずらした音階を使って表現している音楽と言われています。
そんなブルースから派生した音楽がジャズです。
20世紀初頭、アメリカ ルイジアナ州のニューオリンズで黒人によるブラスバンドが冠婚葬祭やパレードで演奏していた音楽に黒人特有の音楽性を取り込んだことから始まりました。
ジャズは黒人霊歌や西洋音楽を融合させ、よりユニークで革命的な精神を音楽の世界に落とし込んでいきました。
また、ジャズは常に変化を求める音楽でもあります。
他の音楽に比べ、ルールや決まりごとに捕らわれすぎないジャズは、今もなお革新的で新しいものを生み出しています。
ジャズ音楽の4つのジャンル
これから上記の悩みを持った人のために、ジャズの種類についてご紹介したいと思います!
ジャズはニューオリンズで生まれて以来、多くの変化を遂げてきました。それにより、時代によって異なる特徴があり、細かく分けると本当に様々な種類があります。
今回はその中のいくつかをご紹介します。
スウィング・ジャズ
スウィングは1930年代に生まれた、リズミカルな音調を特徴とするジャズです。主にビックバンドによって演奏され、ヴォーカリストが付くこともあります。
ビバップ
ビバップは1940年代のジャズで、楽譜通りに演奏するのが主流だったスウィングに対して、ビバップは大いにアドリブやアレンジを加えます。それにより大衆音楽からより芸術としてのジャズが生まれました。
ファンキー・ジャズ
ファンキージャズはビバップで失われたジャズにおける分かりやすさを取り戻し、より多くの人が聴きやすくしたものです。特に有名な「モーニン」は皆さんも耳にしたことがあるのではないでしょうか。
モード・ジャズ
1960年代に主流となったモードジャズは「モード」と呼ばれる新しい音階を用いて演奏されます。これにより、ジャズのスタイリッシュさや自由な精神は保ちつつ、演奏者のアドリブの幅が広がりました。
このように、一口でジャズといっても時代や演奏者、その場の雰囲気によって様々な違いが生まれます。しかし、常に新しい感覚を生み出そうとするジャズの精神はずっと引き継がれているように感じますね!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はジャズミュージックの基本について簡単にご紹介しました。
ポップスやヒップホップに比べて、楽器編成や複雑なサウンドからその敷居の高さを感じてしまう方もいるかもしれませんが、実はジャズは思っているよりも身近かもしれません。
カフェやレストラン、テレビCMなどでも使われることの多いジャズを皆さんのひとときの主役として楽しんでみてはいかがでしょう?