View from North Plaza. Image © Iwan Baan
GUARDIAN ART CENTER URL : http://www.cguardianart.com
昨年(2018年)、中国・北京に芸術品の高額オークションを開催する「嘉徳文化集団(Guardian Culture Club)」の新しい本部が誕生しました。
本施設は、オークションのみならず、美術展、美術教育、書店、ホテルなどの機能を統合したアジア初となる「ワンストップ」の美術・芸術のプラットフォームです。
その大きさは56,000㎡を誇り、柱のない展示スペース・イベントスペースや、オークションホール、多目的スペースが設けられています。
外観のファサードの目を引く円形の穴は、14世紀の画家・黄功王によって捉えられた富春山居図の起伏のある形を反映するようにプロットされています。
この特徴的な外観の施設は、現地でも新しい文化的ランドマークとされているようです。
このような現在の中国の好景気を象徴するようなパワーを感じる芸術の総合施設の誕生は本当に羨ましいですね!
ちなみに、一般社団法人「アート東京」の調査によると、日本のアート産業規模は約3260億円と世界のアート市場(約7兆1344億円)から見てもかなり小さく、取引されている相場も安いようです。事実、日本で仕入れ中国のオークションで販売するするというコレクターも数多くいるようです。(中国でオークションにかけると◯倍〜で売れるようです。)
日本ではあまり特集されませんが、このような施設が取り上げる展示会や、教育内容を知る事で偏った日本だけの美的知識ではなく、世界的な流行、世界のアートのお金の基準、美的文化を学ぶことが出来ます。ウェブサイトはもちろん英語も対応していますので、是非チェックしてみてください!
東京のど真ん中にもこんな施設が誕生し、日本のアートシーンが盛り上がる日が来るといいな!!!!