こんにちは、ユアムーン株式会社 編集部です!
今回はカメラの基本要素である『F値(絞り値)』について、作例を交えて解説していきます。
カメラ初心者の方や、使ってるけどあまりよく理解せずに撮影している、なんて方は是非ご覧ください!
目次
F値ってなに?
F値とは「絞り値」とも言い、カメラに入る光の量を数値化したもののことを指します。
では、カメラに入る光の量が変化するとどのような影響があるのでしょうか?
絞り
光を取り込むレンズの穴の開き具合のことを言います。
F値を一番小さくした状態、つまり絞りを最大まで開いたF値のことを『開放F値』と言います。
明るさ
F値を小さくすると、光を取り込む量が多くなるため撮影する写真は明るくなります。
逆にF値を大きくすると、光の取り込む量は少なくなるため、写真は暗くなります。
被写界深度・ボケ具合
被写界深度とは、ピントが合っているように見える範囲のことを言います。
「被写界深度が浅い」というのは、ピントにあっている範囲が狭く、ピントが合ってない範囲のボケ具合が強くなります。マクロ撮影やポートレートなどボケを活かしたい写真は被写界深度を浅くします。
「被写界深度が深い」というのは、ピントにあっている範囲が広く、ピントが合っていない範囲のボケ具合が弱くなります。風景写真や集合写真など全体をくっきりと撮影したい場合は、被写界深度を深くします。
被写界深度が深く、近景から遠景まで全体にピントが合っている状態を『パンフォーカス』と言います。
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作例
さて、F値による写真の影響を知ったところで、実際にF値を小さくした場合と大きくした場合でどのように見え方が変わるのか、作例で見ていきましょう!
この2つの写真を比べると、F値によってどのように見え方が変わるのかよくわかると思います。
F値が低いほど被写界深度は浅くなり、被写体の花のみにピントが合っている状態に、逆にF値が高いほど写真の被写界深度は深くなり、ピントが合っている部分が増えています。
またF値は明るさにも影響すると解説しましたが、シャッタースピード(SS)というカメラがシャッターを開けている時間も明るさに影響します。
今回はF値優先モードと言われる自分の好きなF値にすると、シャッタースピードなどの設定をカメラが自動的に行い適切な露出にしてくれるモードで撮影したため、明るさを保ったままF値を上げて撮影することができています。
画面下のSS(シャッタースピード)の値を見てみると、左の写真の1/1000と比べ、右の写真は1/50と長くなっていることがわかると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はカメラ初心者の方向けに、カメラの基本要素である『F値(絞り値)』について作例と共に解説させていただきました。
ボケを活かす写真を撮れるようになると、とてもカメラが楽しくなりますよ!
今後もさまざまなクリエイティブ情報を発信していきますので、よろしくお願いします!