こんにちは、ユアムーン株式会社 編集部です!
今回はカメラの基本要素である『シャッタースピード(SS)』について、作例やテクニックを交えて解説していきます。
カメラ初心者の方や、使ってるけどあまりよく理解せずに撮影している、よく写真がブレてしまう…なんて方は是非ご覧ください!
シャッタースピードってなに?
カメラは、シャッターボタンを押した瞬間にシャッターを開き、センサーに光を取り込んで撮影します。そのシャッターが開いている時間のことをシャッタースピードといい、「SS」と略されることもあります。
では、シャッタースピードが短かったり、長かったりすると写真にどのような影響があるのでしょうか?
ブレ
ブレは基本的にシャッタースピードが長いときに被写体や、手が動くことにより発生します。
ブレを防ぐには、なるべくシャッタースピードを短くしましょう。また、三脚もブレを抑える方法の一つになります。
被写体ブレ
撮影中に被写体が動くことによっておこるブレです。
動きの速い車や、動物、元気な子供などはシャッタースピードが遅いと、上の写真のように背景は普通に撮れているのに、被写体だけがブレているという写真になってしまうことがあります。
手ブレ
撮影中に、カメラを持っている手が揺れることによっておこるブレです。
手ブレは基本的にシャッタースピードが「1/焦点距離」秒以上で起こりやすくなるといわれています。
こちらの写真を撮影したカメラは焦点距離が50mmのレンズを使用しているので、手ブレが起きにくいシャッタースピードの目安は「1/50」以下の長さということになります。
明るさ
シャッタースピードは、シャッターを開いている時間=光を取り込む時間ということなので、時間が短ければ短いほど暗く、長ければ長いほど明るく撮影することができます。
明るさの調整はF値やISO感度なども影響してくる部分なので、撮りたい被写体の状況によって、シャッタースピードを長くして明るさを確保、三脚でブレを抑える、とか速いものを撮りたいからシャッタースピードを短くして、明るさをF値やISO感度で調整する、など様々な調整が考えられるので併せて覚えると良いでしょう。
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長いシャッタースピードを利用した撮影方法
たまたまブレてしまった写真はあまり見栄え良くはなりませんが、逆に遅いシャッタースピードを利用して綺麗な写真を撮影するテクニックも存在します。
長時間露光
車のランプからレーザービームが出ているような写真を見たことはありませんか?
このような写真は『長時間露光』と言って、シャッタースピードを1秒以上に長くし、光を取り入れる時間を長くするテクニックで撮影しています。
また、滝や星空なども長時間露光で撮影することによって、魅力的な写真を撮影することができます。
流し撮り
『流し撮り』は、被写体の動きに合わせてカメラを動かしながら撮影し、背景をブレさせて疾走感を出す撮影方法です。
難易度は高いですが、うまく撮影できればとても迫力のある作品が出来上がります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はカメラ初心者の方向けに、カメラの基本要素である『シャッタースピード(SS)』について作例やテクニックと共に解説させていただきました。
今後もさまざまなクリエイティブ情報を発信していきますので、よろしくお願いします!