サウンドアーティストと歌手の境界線は肘王にあいまいです。
ですが、作品の受賞を考えるとはっきりさせたいところ。
スーザン・フィリップスも自身はサウンドアーティストと名乗っていますが、彼女は芸術家ではなく歌手である、と多くの批判を集めたアーティストの1人です。
今回はそんなスーザン・フィリップスについてご紹介したいと思います!
スーザン・フィリップスってどんな人?
<名前>
スーザン・フィリップス(Susan Mary Philipsz)
<国籍>
スコットランド
<経歴>
スーザン・フィリップス(Susan Mary Philipsz)は1965年にスコットランドのグラスゴー市、メアリーヒルで生まれました。
フィリップスの家族は彼女が子供の頃に戦争で引きはがされ、彼女は20歳の頃にイギリスに行きました。その後、カトリックの教会で聖歌隊として姉妹と歌い、ハーモニーの感覚を学びました。
1989年から1993年まではスコットランドのダンディー市にあるジョーダンストーン芸術大学で学びました。
1993年から1994年アイルランド国立大学であるアルスター大学に通い、美術修士号であるMFAを取得しました。
その後アルスター大学を卒業し、2000年からアメリカ最大の美術館の1つであるMoMA PS1のアーティストを務めていました。
フィリップスは仕事では主に、スーパーマーケットや駅など日常生活の中で自身の歌声をスピーカーから流し、聞いている人に感情的・精神的な影響をもたらすサウンドアートを得意としています。
彼女は歌手を育成する音楽学校には通っいませんでしたが、通っていなかったからこそ、誰もが彼女の歌声を理解できると言います。
フィリップスは「もし私が音楽学校に通い、正しい歌い方を学んでいたら、ようなことはできていないと思います。」という言葉を残しています。
そして2010年、彼女のキャリアで初めての賞であるターナー賞を受賞しました。
スーザン・フィリップスの代表作品
公開されていたスーザン・フィリップスの代表作品を3つピックアップしました!
Lowlands
I see a Darkness
Shallow Sea
まとめ
いかがでしたでしょうか?
スーザン・フィリップスの作品を知ると、芸術の形って本当に様々なんだなと思えますね!
フィリップスのサウンドアートでもそうですが、他分野との境界線があいまいな芸術は批評がつきものというイメージがあります。
Euphoric””として、そのような批評も楽しめるようなコンテンツを発信していけたらと思っています!
参考文献
TOP画像:VOGUE|Susan Philipsz