目次
ポートフォリオとは
デザイン分野におけるポートフォリオとは、これまでに作り上げてきたデザイン作品集のことです。
媒体は提出先の指定によって紙媒体またはウェブ媒体を指定されることがほとんどです。
ポートフォリオの中身は人それぞれです。例えば、実際には商品化しなかったデザインや、建築しなかった作品などを含むことも可能です。具体的な例で言いますと、学生などは実務での作品が少ないことが多い為、デザインコンペ案や学校での課題案を盛り込むことでポートフォリオを構成します。
またポートフォリオは、クリエイティブ職に就職する際や海外美術大学・芸術大学留学には必須と言っても過言ではありません。クリエイターとしてあなたの個性を表す最もわかりやすく自身を表現できるツールとなります。
良いポートフォリオとは
ポートフォリオを作るということは、基本的には新卒/第二新卒採用、転職活動、海外美術/芸術大学入学など必ずゴールがあるはずです。
そのゴールに向かって、正しい道で、正しいアプローチで作られたポートフォリオが良いポートフォリオと呼べるでしょう。
具体的には、
- 提出先に合わせた紙質、作品順、フォント、サイズで調整されている
- 技術や個性がわかる複数の異なったタイプの作品がピックアップされている
- 作品ができるのまでの検証結果やインスピレーションを受けたリサーチなどが載せてある
などです。
悪いポートフォリオとは
これは前述の良いポートフォリオの逆です。
ゴールに向かって、間違った方向で、間違ったアプローチで作られたポートフォリオが悪いポートフォリオと呼べるでしょう。
具体的には、
- 提出先の業務内容、方針に沿わない内容を記載してしまうポートフォリオ
– グラフィックが強い会社に、説明ばかりのページを多用してしまう
– 建築設計の会社に、手書きの図面のみを記載してしまう - 結果のみを載せ、過程を一切載せていない
などです。
ポートフォリオはウェブサイト?それとも紙?
Webのポートフォリオと紙のポートフォリオでは、それぞれ得意・不得意があります。ご自身の作品に合わせてどちらが最適かを考えポートフォリオを作りましょう!
制作工数がかかってしまいますが、両方持っていると非常に便利かつ強みになりますよ!
Webのポートフォリオサイトのメリット・デメリット
メリット
- URLを送るだけなので、最初の書類審査時にポートフォリオを見てもらいやすい
- 自分のブランディングにもつながる
- 印刷する手間が省ける
デメリット
- 本格的にやる場合、サーバー代などの諸経費が掛かる
- 相手の見る環境によって、自分の意図が伝わりにくくなる可能性がある
- 見せたい情報を精査しにくい
紙のポートフォリオのメリット・デメリット
メリット
- 紙のサイズにより、自身の作品のディテールなどを伝えられる
- 自分が見せたい作品、全体構成をコントロールしやすい
デメリット
- 印刷代がかかる
- 持ち運びが大変
ポートフォリオの作り方
ポートフォリオの基本構成
表紙
ポートフォリオを制作する際は、表紙にもこだわるようにしましょう。一般に、採用担当者が複数のポートフォリオを並べて見ると言われています。少しでも採用担当者の印象に残りやすいようにデザインしましょう。
目次/自己紹介
目次/自己紹介も立派な作品ページです。氏名、顔写真、言語、使用可能ツール、挨拶文など、ご自身のクリエイターとしての基本情報を記載しましょう。
※ポートフォリオは作品集です。作品9に対して、自己紹介は1程度の分量に抑えましょう。
作品の紹介
それぞれ違った個性や技術を見れると良いですね!しかし自信のない作品は載せないこと。
作品数については、あまり多く載せすぎないようにしましょう。採用担当者は一人のポートフォリオにそこまで多くの時間をかけられません。ページ数は表紙や目次を除き、20ページ前後にし、それでも伝えきれない場合は補足資料などを準備しましょう。
作品数については、たくさん入れれば良いというわけではありません。前述したこのページ数の中に収まる数にしましょう。現実的な数は多くても10個になるかと思います。
応募する分野にもよりますが、作品ページには
- プロジェクト名
- 作品画像(メインビジュアル)
- コンセプト
- 制作プロセス
- 制作期間
- 担当領域
- 作品作成時の注力ポイントやエピソード
などを載せることが一般的です。
※職種により、掲載する内容の量を変えましょう。例えば、UXデザイン職で応募する場合、制作プロセスの部分の情報量を多する必要があります。
最後まで読んでくれたことへの感謝
ポートフォリオは必ずしもすべてのページを読んでもらえるとは限りません。最後まで読んでくれたことへの感謝を伝えましょう!
某有名ITベンチャーの方が言うには、ここを忘れている人が意外と多いそうです(笑)。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ポートフォリオはゴールを決め、そのゴールに適したものを作り、何度もブラッシュアップすることで、採用率、合格率が劇的に上がることがお分かりになったでしょうか?
また一人だけでポートフォリオを作るのではなく、専門家からアドバイスをもらうことで、あなたのポートフォリオのポテンシャルを最大化することもできるでしょう。是非専門家からアドバイスを受けポートフォリオを最大化しましょう!
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