【徹底解説】ソフィ・カルとは?作品と人生を3分で理解しよう!

みなさんはソフィ・カルを知っていますか?

ソフィ・カルはコンセプチュアルアーティストとして活躍しています。

彼女はフランス出身で、1970年代後半から世界的に有名になりました。彼女はコンセプチュアルアーティストとして評価される一方、写真家、映画監督、さらには探偵として評価されることもあります。

この記事ではソフィ・カルの『人生』と『代表作品』についてご紹介します!

ソフィ・カルってどんな人

ソフィ・カル 基本情報

本名 ソフィ・カル(Sophie Calle)
国籍/出身 フランス パリ
生年月日 1953年10月9日
分野/芸術動向 コンセプチュアルアート
学歴/出身大学など ジャン=ボードリヤールに師事

ソフィ・カル(Sophie Calle)は1953年10月9日にフランスのパリで生まれました。父親は美術館の元ディレクターであり、有名なアートコレクターでした。母親は報道関係者でした。カルはコンセプチュアルアーティストとして活躍する一方で、ライター、写真家、インスタレーションアーティストとしても活動しています。

一般的に有名なアーティストは芸術学校に通っていますが、カルは授業に出席する代わりに、ポストモダニストの思想家ジャン=ボードリヤールから芸術に関する知識を学びました。

カルは卒業後、中国、メキシコ、アメリカを転々とし、ライティングや写真のスキルを身に付けました。その後彼女は26歳の頃にパリに戻り、より一層写真の勉強にのめり込みました。

その経験は彼女の作品にもよく出ており、彼女の作品制作工程は見知らぬ人を追跡することから始まります。彼女の作品は人間の脆弱性を描写しており、事前の情報収集がかなりアクティブなものとなっています。時には全くの他人をフランスのパリからイタリアのヴェネツィアまで追いかけることもありました。

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ソフィ・カルについてもっと知りたい方はこちらの書籍もおススメです!書籍は基本的に英語で書かれているものですが、そこまで難しい単語や表現が使われてはいませんので、中学生のころに英語を勉強したかたであれば十分理解できるかと思います。気になった方は是非、読んでみてください!

 

コンセプチュアルアートってなに?

コンセプチュアル・アートとは、1960年代後半から1970年代にかけて展開した前衛芸術です。

当時はミニマルアートが主流でしたが、もはや絵画や彫刻という形式を取らずとも、思考や構想のみで芸術とみなそうということでコンセプチュアル・アートが登場しました。形式は自由ということから概念芸術とも言われています。

▼コンセプチュアルアートについて、以下の記事でくわしく解説しています!
【まるっと理解!】コンセプチュアルアートってなんですか?

ソフィ・カルの経歴と作品

L’Hotel, Chambre 47-1981年

この作品はソフィ・カルが初めて公開した作品で、3日間にわたって見ず知らずの他人をパリからヴェネツィアまで追いかけて情報収集したものです。

文字はこの写真ではなかなか読めませんが、タイトルに「ROOM 47」と書かれています。そしてアイキャッチの写真が2人用のベットでしょうか。これは彼女がコンセプチュアルアーティストとは別に、探偵として評価された初めての作品となったと言われています。

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 Suite Venitienne-1980年

ソフィ・カルが様々な人の跡をつけ、記録してきた作品を本として出版したものになります。元々は1980年にフランス語で出版されていましたが、2015年に英語で再発行されました。

様々な人ってもう数人どころではないんですねw
何が彼女の追跡欲をそこまで駆り立てるのか。正直、狂気じみた雰囲気を感じます。

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The Bronx-1980年

この作品はヴェネツィアのロマンスから、ニューヨークのサウスブロンクスに移動する最中に取られた写真を収めたものです。

1つこの作品を見て、私は驚いたことがあります。それは、皆さんも気付いているかもしれませんが、今回の作品は「追跡」を収めた物ではないところです。彼女はこういった作品も制作するんですね!

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The Birthday Ceremony-1998年

1980年から1933年の間、ソフィ・カルは自身の誕生日パーティーを開催し、招待する友人や親戚は彼女の年齢と一致しなければならないというルールを持っていました。そこでカルはもらったプレゼントを本作品のように飾って公開しました。

プレゼントの数は彼女の年齢と一致するルール。年々プレゼントの数が増えるのは大人になっても大変嬉しいことではありますが、年々飾る為の棚を大きくしなければいけなさそうですね。

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Room With A View-2003年

この作品は彼がパリのエッフェル塔の頂上に建てられた部屋で夜を過ごした日に取られたものです。本作品は芸術家と鑑賞者の間の境界線を曖昧にし、芸術を外部から体験するという概念を覆した有名な作品です。

今では体験型の芸術はさほど珍しくないかもしれませんが、当時は芸術はただ鑑賞するだけのものであり、体験することなどありえませんでした。おそらくその境界線に疑問を彼女は持ったのでしょう。

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Take Care of Yourself-2007年

この作品は2007年のヴェネツィアビエンナーレのフランス館のために制作され、107人の女性に「Take Care of Your Self」を自分なりに解釈するように依頼し、それらをまとめたものです。

海外の教育って自分の得意な部分を伸ばすという事がかなり重要とされているので、本当に様々な価値観を持った人がいます。それゆえに「take Care of Your Self」の解釈は多様な物になったと思います。生で彼女の作品を見てみたい物ですね!

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

芸術作品の制作工程は絵画技法や彫刻技法が有名ですが、写真が主となる芸術作品は珍しかったのではないでしょうか?

ソフィ・カルの作品制作では、具現化するまでは写真なので対して時間はかかりませんが、写真を撮るまでの工程は他のどんな芸術よりも時間がかかっていることでしょう。

機会がある方は是非、彼女の作品を生で見てみてください!

 



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