みなさんはトーマス・ヒルシュホルンを知っていますか?
トーマス・ヒルシュホルンはインスタレーションアーティストとして活躍しています。
この記事ではトーマス・ヒルシュホルンの『人生』と『代表作品』についてご紹介します!
目次
トーマス・ヒルシュホルンってどんな人?
<名前>
トーマス・ヒルシュホルン(Thomas Hirschhorn)
<国籍>
スイス
<人生>
トーマス・ヒルシュホルンは、1957年5月6日にスイスのベルンで生まれました。ヒルシュホルンは1978年から1983年までスイスのチューリッヒにあるチューリッヒ芸術大学で学びました。
ヒルシュホルンは自身の作品を「政治的な芸術」と呼ぶほど、戦争や貧困問題などをテーマに作品を制作することで作品に社会風刺のメッセージを込めています。彼が芸術を通して社会に訴えかけるアプローチに興味を持ったのは芸術大学を卒業した1893年でした。
彼は「Grapus」という1970年から1991年にデザインと社会風刺を融合させた作品を制作しているグラフィックアーティスト集団に影響を受け、翌年1984年にそのアーティスト集団に参加するためにフランスのパリへ移住しました。
ヒルシュホルンはGrapusで、コラージュ作品について独自の研究を行い、1986年にパリのBar Floréalで初めての個展を開催し、その後世界中で個展を次々と開催し、社会風刺性が込められた彼の作品は多くのファンが付きました。
以下の動画では、トーマス・ヒルシュホルンの作品制作風景、インタビューが見れます!
インスタレーションアートとは?
インスタレーションアートとは、観客が見るだけではなく、歩き回ったり触ってみるなどの実体験を通して芸術を感じることに焦点が当てられています。
そのため、絵画ではなくのような媒体ではなく、美術館や展示会の部屋全体を作品として使います。
インスタレーションは歩き回ったりできる作品が多いですが、実は壊れやすいために入口からしか見れない作品も存在します。
▼インスタレーションアートについて、以下の記事でくわしく解説しています!
トーマス・ヒルシュホルンの代表作品
Too-Too,Much-Much(2010年)
この作品に込められたメッセージは「消費した製品に自分たちが埋もれてしまう」です。詳しく説明すると、将来の考古学者たちが化石を掘るかのように、もし今の世界を掘り起こしたら、現在消費している大量の製品のゴミの中から私たちが見つかるということです。
Concordia Concordia(2012年)
この作品はトーマス・ヒルシュホルンが難破したクルーズ船の写真を見たときに、インプピレーションを受け制作されました。彼は床が壁の位置に移動させられていたり、固定されていない船内の物資が海に浮かんでいたりする様を、過去・現在・未来の不確実性のようだと思い、このような作品にしたとこのことです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
トーマス・ヒルシュホルンの作品からは絶大な印象を感じられますが、見ていてなぜか胸が痛くなる面もあります。
このメッセージ性が彼の作品の1番の特徴かもしれませんね!
参考文献
TOP画像:2016 AP Literature Research papers
GALERIE CHANTAL CROUSEL|Thomas Hirschhorn
artsation|Thomas Hirschhorn-Biography