「ウラジミール・タトリンの名前は知っているけど、どんな人なのか知らない」
「ウラジミール・タトリンの作品って何がすごいの?」
「そもそもウラジミール・タトリンの作品って何があるのかわからない」
この記事ではそんな悩みを持った人向けです!
・ロシア構成主義の解説 ・ウラジミール・タトリンの作品
この記事はウラジミール・タトリンについて3分で基礎から学べるものとなっています!この記事を読み終わったら、あなたはウラジミール・タトリンをもっと楽しめるようになっていますよ!
では、さっそくウラジミール・タトリンについて解説していきたいと思います!
目次
ウラジミール・タトリンってどんな人?
これから上記の悩みを持った人のために、ウラジミール・タトリンの人生についてご紹介したいと思います!
ウラジミール・タトリン(Vladimir Tatlin)は、1885年12月28日にロシア帝国のモスクワで生まれました。フルネームは、ウラジミール・イェフグラフォビッチ・タトリン(Vladimir Yevgrafovich Tatlin)です。
ウラジミール・タトリンは14歳の頃に家から逃げ出し、生計を立てるためにキャビンボーイとして働いていました。そして17歳になった1902年からモスクワにある美術学校に通い始め、絵画・彫刻・建築について学びました。
しかし、1904年に父が他界し、ウラジミール・タトリンは芸術学校を中退しなければならず、その後彼はウクライナのオデッサで水兵としてエジプトやシリアを航海しました。
1905年からウラジミール・タトリンは再び、ロシアのペンザにある芸術学校に通い始めることが出来、1910年までそこでアートについて学ぶことができました。
芸術学校を卒業後、ウラジミール・タトリンは1911年にモスクワに「Der Turm」というスタジオを設立し、若手アーティストの舞台デザインを、そして1912年から1913年にはオペラのセットと衣装をデザインを手掛けました。
ウラジミール・タトリンは1919年に彼の代表作でもあるタトリンの塔(または第3インターナショナル記念塔)を制作しました。
その後、ウラジミール・タトリンはいくつもの展示会に作品を展示したり、モスクワ芸術大学の美術学部長を務めたり、アーティストとして数々の成功を収めました。
そして、1953年にウラジミール・タトリンはもずくわで息を引き取りました。
▼以下の動画では、ウラジミール・タトリンの展示された作品を見れます!
ロシア構成主義ってなに?
ウラジミール・タトリンの作品は主にロシア構成主義と言われるジャンルのアートです。これから上記の悩みを持った人のためにロシア構成主義についてご紹介したいと思います!
ロシア構成主義は、ロシア革命が起こった1917年頃に、名前の通りロシアで誕生しました。
ロシア革命時はテクノロジーの発展が注目され、今まで人々の身近にあった芸術作品達が生活から遠くなり、切り離されるようになっていきました。
そこで芸術作品にも工業生産に使われる材料などを取り入れ、再び人々の生活に寄り添えるような作風にしたのがロシア構成主義です。
より詳しくロシア構成主義について知りたい方は以下の記事をご覧ください!
▼【まるっと理解!】ロシア構成主義ってなんですか?
ウラジミール・タトリンの代表作品
最後にここでは上記の悩みを持った人のために、ウラジミール・タトリンの作品を2つご紹介したいと思います!
タトリンの塔
この作品は高さ400メートルの螺旋状の塔で、よくエッフェル塔を縮小した作品であると例えられています。この作品には鉄・ガラス・鋼などの工業生産の素材が使われており、ロシア構成主義の特徴が強く現れています。
コーナーカウンターレリーフ
この作品はロシア構成主義の特徴がしっかりと出しつつも、ウラジミール・タトリンの経験も反映されています。ウラジミール・タトリンは空間を作り出すように物を配置することを勧める未来派のアーティストの作品に影響を受けていたり、バンデューラという楽器を演奏した経験があります。その経験がこの作品で表現されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はウラジミール・タトリンについて3分で基礎から学べるものように記事をまとめました。
ロシア構成主義のアーティストは他にも数多く存在します。ウラジミール・タトリンの作品をより楽しむためには、そんな他のアーティスト達の作品と比較する必要があります。
Euphoric””では、今後も数多くのアーティストをご紹介していくだけではなく、弊社デザイナーが使っているAdobeソフトのイラレやフォトショのチュートリアル、3Dプリンターの解説などを記事にしています。
是非、そちらの記事も見てみてくださいね!
参考文献
TOP画像:https://www.widewalls.ch/artists/vladimir-tatlin/articles
https://en.wikipedia.org/wiki/Vladimir_Tatlin
https://whoswho.de/bio/wladimir-tatlin.html#
https://www.widewalls.ch/artists/vladimir-tatlin
https://thesketchline.com/en/pictures/corner-counter-relief/