©Ellie Omiya, courtesy of Tomio Koyama Gallery
大宮エリー展『Beautiful Days~美しき日々』が代官山ヒルサイドテラスにて開催。大宮エリーは、1975年大阪生まれ、東京大学薬学部卒業。広告代理店勤務を経て、日常を綴ったエッセイ集を書いて人気を博す。絵画制作は、2012年に東京都国立博物館の法隆寺宝物館にて、モンブラン国際文化賞受賞の福武總一郎氏へのお祝いとして、ライブペインティングした作品「お祝いの調べ : 直島」がきっかけとなって始まった。今回は「楽園」を中心に、この個展のために描き下した新作がお目見えする。アメリカの聖地シャスタ(Mt.Shasta)は世界屈指のパワースポットで秘境。呼ばれる人しか辿り着けない場所。大宮エリーは、そこを訪れたとき、私は、ああ、天国ってきっとこういうところなんだ、というリアルな楽園をまのあたりにした。喜びしかない場所。泉が沸き、小川がながれ、鳥の声、風がここちよく、涙があふれた。こどものように笑いながら走り回った。うれしくてうれしくて。あれはとてもふしぎな体験だった。細胞のすみずみまで透き通るような、美しい時間。みなさんをあの美しい美しい楽園に、お連れできないか。というコンセプトで、絵画作品、写真作品とインスタレーションでその楽園を表現している。そして、ヒルサイドフォーラム奥の2つの部屋には最新作である「とある未亡人の館」を展示。2018年に参加した、六甲ミーツアートで描き下ろした41点の新作。各方面から「画風が変わった!」「とてもいい!」「愛に溢れていた!」「自然と涙があふれた」と大好評につき、東京でのお披露目となる。最愛の人を失った未亡人が、二人の大事にした物を描き、その美しき日々を振り返る。代官山ヒルサイドテラスにて開催中の『Beautiful Days~美しき日々』で大宮エリーの世界観を感じてみては。
大宮エリー / 個展 「Beautiful Days 〜 美しき日々」
代官山ヒルサイドテラス ヒルサイドフォーラム
会期:2019年1月12日[土]- 27日[日]
時間:11:00-19:00 *入館は18:30まで *最終日17:00終了
休館日:1/21(月)
入場料:500円
http://hillsideterrace.com/access/
2019/01/27
大宮エリーさんの個展「Beautiful Days 〜 美しき日々」に訪れた。
元々、大宮エリーさんはテレビやラジオなどで拝見し、多才な方なのは存じていたのですが、初めて個展に伺いました。
本個展は大きく分けて3つのスペースに分けられています。
1. 絵画作品 「とある未亡人の館」
この夫婦はこういう植物や家具が好きだったんだなぁ。これはご夫婦のどちらが選んだんだろうとオーディエンスに考えさせる余地を与える見ていて楽しく、永遠に答えの出ない魅力的な作品が多数展示されていました。
2. 写真作品「シャスタ」
事項3.インスタレーション空間「楽園」に出てくる楽園のモチーフとなったアメリカ シャスタの風景。シャスタは世界屈指のパワースポットとして知られるカリフォルニア州にある地域。大宮さんは森山直太朗さんからおすすめされて訪れたそうです。大宮さんが現地で感じた空気感が写真から伝わってきて、まるでその場に行ったような写真でした。
3. インスタレーション空間 「楽園」
上記2.で記載したシャスタがこの空間のインスピレーションとなったそうです。自身の感じた物を美術表現で表すパワー。アーティストにとって必要であり、どのアーティストも欲しがる力を大宮さんは持っているんだなぁと感じました。
空間に関しては、訪れた多くの方がインスタレーションの中に入り(参加し)、自身がアートの一つになっていることを楽しんでいるようでした。
その様子を俯瞰から見ている大宮さんも微笑みながら写真を撮られていました。まさに大宮さんの想像していた光景が目の前で行われていたのではないでしょうか。
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