2024年8月3日(土)より「MOTコレクション 竹林之七妍/特集展示 野村和弘/Eye to Eye—見ること」が東京都現代美術館で開催されます!
東京都現代美術館では、戦後美術を中心に、近代から現代にいたる約5800点の作品を収蔵しています。「MOT コレクション」展では、会期ごとに様々な切り口を設けて収蔵作品を展示し、現代美術の持つ多様な魅力の発信に努めています。
1階では、「竹林之七妍(ちくりんのしちけん)」と題し、新収蔵作品を中心に7人の女性作家に焦点を当てます。「竹林之七妍」とは、同館所蔵の河野通勢の作品名に由来します。この作品では俗世を離れて竹林に集い清談を交わす古代中国の7人の賢者「竹林の七賢」が、鮮やかな衣装を纏った女性に変えて描かれています。時代や文化といった背景の異なる7人の女性たちが光の射す竹林のなかで花や鳥に囲まれて和やかに集うさまにならい、このたびの展示では、同館でこれまで紹介する機会の少なかった女性作家に光を当てます。作品名にある「妍」とは、一般に姿かたちの麗しさや優美さを意味しますが、本展示では、美というものに対してどのように取り組み、作品としてきたかというそれぞれの美術家の活動を意味するものとして考えます。生誕100年を迎えた間所(芥川)紗織と高木敏子、漆原英子と小林ドンゲ、前本彰子は新収蔵作品を中心に展示します。福島秀子と朝倉摂は既収蔵作品をまとまったかたちでご紹介します。
1階ではあわせて、コンセプチュアルな制作を通して創造行為を探求し続けてきた野村和弘の特集展示を行います。3階では「Eye to Eye—見ること」と題し、様々な視線の在り方に着目します。アレックス・カッツや中村宏、中園孔二などの絵画に描かれた視線を入り口に、反射する素材を用いた多田美波やモニール・ファーマンファーマイアンの彫刻、廃墟に錯視的なインスタレーションを作り出し写真に収めるジョルジュ・ルースの仕事、見えるものと見えないものとの間に遊戯性をもたらす開発好明のインスタレーションなど、多岐にわたる作品で構成します。さらに、絵画は「見るもの」ということを真摯に問い続けてきた画家、長谷川繁の特集展示を行います。
*3階は、前会期の展示を一部のみ展示替えして継続しています。
*開催内容は、都合により変更になる場合がございます。予めご了承ください。
朝倉摂、漆原英子、開発好明、河野通勢、小林ドンゲ、高木敏子、多田美波、中園孔二、中村宏、奈良美智、野村和弘、長谷川繁、福島秀子、前本彰子、間所(芥川)紗織、宮脇愛子 モニール・ファーマンファーマイアン、アレックス・カッツ、ロイ・リキテンスタイン、ジョン・バルデッサリ、ゲルハルト・リヒター、ジョルジュ・ルース、アンディ・ウォーホルほか
EXHIBITION with TICKET/展示会 (特典付) EXHIBITION/展示会
https://euphoric-arts.com/category/exhibition-with-ticket/
https://euphoric-arts.com/category/exhibition/
展覧会情報
会期 | 2024年8月3日(土)~2024年11月10日(日) |
開館時間 | 10:00~18:00 8月の毎金曜日は21:00まで *展示室入場は閉館の30分前まで |
休館日 | 月曜日(8月12日、9月16日、9月23日、10月14日、11月4日は開館)、8月13日、9月17日、9月24日、10月15日、11月5日 |
会場 | 東京都現代美術館 コレクション展示室 |
公式サイト | https://www.mot-art-museum.jp/ |
観覧料 | 一般:¥500 大学生・専門学校生:¥400 高校生・65歳以上:¥250 中学生以下:無料 (または企画展のチケットでもご覧いただけます) |
住所 | |
アクセス | 東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」B2出口より徒歩9分 詳細は「東京都現代美術館 ご利用案内」から |