【展覧会】「路上、お邪魔ですか?」が金沢21世紀美術館で開催!

2026年4月25日 〜 2026年9月6日
ダニエル・エヴェレット《Untitled (from Marker)》2024
ダニエル・エヴェレット《Untitled (from Marker)》2024 © Daniel Everett

アートコンサルティング

2026年4月25日(土)より「路上、お邪魔ですか?」が金沢21世紀美術館で開催されます!

路上には、自由と邪魔が同居しています

かつて日本には、公界と呼ばれる一定の制度や権力の及ばない自由な空間が存在していまし
た。寺社の門前や宿場町に見られた領域は、移動する人々や芸能を受け入れ、文化や交流を
育む装置でもありました。
現代における「路上」は、そうした歴史的空間と完全に重なる訳ではありませんが、所有や統
治の枠組みが曖昧で、ときに制度へのレジスタンスによって、路上に自由を見出そうとしてき
ました。一方で路上は、単に自由や解放の象徴だけではありません。排除の論理によって居
心地の悪さや不安定さも抱えています。

本展では、路上をキーワードに紹介可能な作品や歴史的なできごと、さらには言説をふくめ、
現代においてますます複雑になる公共性がもつ課題を考えます。
本展の開催は、1986年に発足した「路上観察学会」の創設40周年も契機としています。赤
瀬川原平や藤森照信らによって結成された路上観察学会は、意図をもって生み出された芸術
作品ではなく、都市と自然とが意図せず生み出した状況を、可笑しみをもって取り上げる
「目」を、メディアを通して共有した活動です。そこには路上がもつ豊かさを伝えるとともに、
開発によって均質化した都市への批判も込められていました。

「彼女が邪魔だった」― これは、2020年に渋谷で起きた路上生活者殺害事件で、加害者が
発した言葉です。路上は、所有が曖昧であるがゆえに公序が強調され、時に他者の主観的
ルールが衝突する息苦しさを孕んだ空間でもあります。2020年の事件は、公共性の意味を取
り違えたときに起こりうる取り返しのつかない暴力を私たちに突きつけました。
それでも、この「自由」と「邪魔」が共存する路上においてこそ、批評的な文化実践が数多く
立ち上がってきたのです。本展は、現代美術から歴史的資料、テレビゲームや銭湯、大道芸
までをも紹介しながら、路上は誰のものか?をキーワードに、過去の実践から現代の都市に
対する批評的なアプローチまでをたどりながら路上の公共性を探ります。批評とユーモアの
喧騒に溢れた、路上の芸術に出会いにきてください。

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展覧会情報

会期2026年4月25日(土)~2026年9月6日(日)
開館時間10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)
休館日月曜日(ただし、5月4日、7月20日は開場)、5月7日、7月21日
会場金沢21世紀美術館
公式サイトhttps://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1852
観覧料一般 1,200円(1,000円)/ 大学生 800円(600円)/ 小中高生 400円(300円)/ 65歳以上の方 1,000円
※本展観覧券は同時開催中の「コレクション展」との共通です。
※( )内はWEB販売料金と団体料金(20名以上) ※当日窓口販売は閉場の30分前まで
住所
アクセスJR金沢駅から
路線バス:JR金沢駅バスターミナル 兼六園口(東口)3番、8番乗り場よりバスにて約10分「広坂・21世紀美術館」にて下車すぐ。兼六園口8~11番乗り場よりバスにて約10分「香林坊(アトリオ前)」下車、徒歩約5分。
タクシー:JR金沢駅東口タクシー乗り場から約10分
北陸自動車道から
金沢西ICから:約20分 金沢東ICから:約20分 金沢森本ICから:約25分

展示内容

鈴木康広《遊具の透視法》2001
鈴木康広《遊具の透視法》2001
撮影:川内倫子
國府 理《自動車冷蔵庫》1998
國府 理《自動車冷蔵庫》1998
撮影:豊永政史
ダニエル・エヴェレット《Untitled (from Marker)》2024
ダニエル・エヴェレット《Untitled (from Marker)》2024
© Daniel Everett

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