柿本ケンサクさんの新作展が代官山ヒルサイドテラスにて開催されており、この土日で展示会が閉展ということで、お昼休みに駆け込みで観賞させていただきましたので、ユーホリックをご覧の皆様にも柿本さんの魅力をお伝えしたく本記事を書いております。
では早速、概要を!
展示会概要
会場 ヒルサイドフォーラム
〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟日時 2021年1月9日(土)〜1月24日(日) ※会期中無休
11:00〜19:00 ※最終日は17時まで
※新型コロナウイルス感染症の影響により、開館時間が変更になる可能性がございます。
最新の情報は下記HPよりご確認ください。入場料 無料 主催 一般社団法人オンザヒル お問合せ E-mail:info@galleryonthehill.com HP https://www.galleryonthehill.com イベント概要
映画やコマーシャルフィルム、ミュージックビデオを中心に手がける映像作家・写真家の柿本ケンサクによる新作展を開催します。
本展で初めて発表される新プロジェクトとして、コロナ以前に柿本が撮影した数千枚に及ぶ写真を、任意のテキストや歴史情報、また柿本の作品画像・映像を学習させたAIにより、再現像させた新シリーズ「Time Tunnel」を公開します。
本シリーズは、オーストラリアのAlt.vfx のサポートのもと、本展のサイエンスアートチームとして技術協力したルーク・バブおよび、ピョートル・ストプニアックとの共作となり、コロナ禍において全ての作品制作がリモートにて実施されました。また、何気ない事象を新たな視点で高解像度に再解釈し、ピントを合わせ直すことで新しいデザインとして再生させる新シリーズ「Trimming」と、2016年の代官山ヒルサイドフォーラムや2017年のタカ・イシイギャラリー ニューヨークで発表してきた「TRANSLATOR」シリーズの新作も同時に発表します。
なお、本展覧会はインターネット上のバーチャルミュージアムも配信し、2021年1月9日 11:00(日本時間)より、 www.galleryonthehill.com から世界中どこからでも鑑賞が可能です。
COVID-19によるパンデミックは人類の歴史に大きな衝撃を与え、これまでの社会通念を揺るがしました。柿本の作品は「時間」というトンネルの中で、コロナ以前・以後の人々の足跡や変化を写真のなかに再浮上させ、観るものに新たなる風景を提示することでしょう。
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同じ風景、同じ時間、同じ光のように見えて、世界は全く変わってしまいました。
完璧だと思っていた世界はどう変化したのか。一度、完成した写真の意味もおそらく変わってしまったことでしょう。
私は私自身が出会った世界の風景を、AI現像を通して世界が不完全へと変化した時間の経過にフォーカスを当てました。
目紛しく移ろい行く時間の中にある不条理によって、変化していく風景の現在の一瞬を浮かび上がらせました。柿本ケンサク
引用 : http://hillsideterrace.com/events/10686/
2021/01/24(日)19:00までとなっておりますので、この土日ご予定のない方は、徹底した感染対策を行い観賞されてはいかがでしょうか?
展示会内の作品は全て撮影可となっておりましたので、読者の皆様にチョイ見せ!
展示作品の一部公開!
いかがでしょうか?
私が感じたのは、良いクリエイターの作品に共通する”余白”の美しさだと感じました。
一枚の写真の中で解像度をあげ、全てを説明するのではなく、相手に感じ方を委ねる。そんな一定の”余白”を感じ、ずっとみていたい作品が多く感じました。
(家に飾ってあったら、毎回感じ方違うんだろうなぁ。素敵!)
ちなみに、私が柿本さんを存じ上げたのは2011年の大震災の際にパリで撮られた俳優の窪塚洋介さんとのドキュメンタリーが初めてでした。当時、この映像に私がどれほど影響を受けただろうか。未だに年に何度か観てしまう映像です。
有名人も多く会場で観賞!
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おまけ
会場では写真集(¥7000くらい)と図録(¥3000くらい)が購入できました!私も購入しようとしたのですが、クレジットカードが機械の故障で使えなかったようで、日曜日までには機械を直してくださるとのことでした!
ですが、もしものことがあるかもしれないので心配な方は現金を持っていく方が安心かもしれません!念の為、ご共有でした!