こんにちは!皆さんはイラストレーターのアートボードの周りにある赤い枠線に困ったことはありませんか?
背景が白いものやPNGで作成する場合はあまり意識しないと思いますが、背景全体に色を付ける場合に白い枠ができてしまったなんてことはありませんか?出力時の画像やPDFの大きさが変わってしまうなんてこともあると思います。
今回はその赤い枠線を無くす方法について紹介したいと思います。
赤い枠線の正体とは!?
実はあの赤い枠線、”裁ち落とし”と言われるものです。”塗り足し”と言われることもあり、印刷の時に使用されるものです。
印刷時に縁ギリギリまでレイアウトすると、裁断時の誤差で白い枠が残ってしまう場合があります。こうしたミスを防ぐために”裁ち落とし”と呼ばれる余白を作り、白い縁が残らないようにします。
なぜ裁ち落としを消す必要があるの?
なぜこの裁ち落としを消す必要があるのでしょうか?
実は、この裁ち落としを付けた状態でPDFや画像として出力すると、出力結果として白い縁がついてしまします。印刷する場合は、この縁をきち落とすことでキレイな制作物を作ることが出来ますが、ウェブや大画面でのプレゼンでは邪魔になります。
印刷物以外での用途では、この裁ち落としは0mmとすることを強くおススメします!
※下記の画像はPDF出力時の裁ち落とし有と無を比較したものです。裁ち落としがある場合だと、白い縁が出来ていることがわかります。
裁ち落としを消す方法
①:ファイル → ドキュメント設定
裁ち落としを消すために、「ファイル」から「ドキュメント設定」を開きます。すると下記の画像のように、「裁ち落とし」の項目が表示されます。初期設定では3mmとなっていますが、今回はこれを無くしたいので0mmと入力します。
②:裁ち落としを0mmに設定
0mmと入力したら、あとは「OK」を押すだけです。すると、下記の画像のように、裁ち落としを削除できることがわかります。赤枠がないのでそのままのアートボードの大きさで画像やPDFをかきだすことが出来ます。
まとめ
いかがでしたでしょうか!?
今回はイラストレーターの赤い枠(裁ち落とし)を消す方法を紹介しました。印刷では重要な要素となりますが、スクリーン上で扱うものを作成する場合、出力するもののサイズが変わってしまう厄介なものです。
状況に応じて使い分けていただければ幸いです!
今後も、知っていると便利なクリエイティブ情報を発信していきますので、よろしくお願いします!
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