イラレの裁ち落とし(赤い枠線)を表示する・消す方法【Illustrator】

アートコンサルティング

結論:3行でわかる操作

  • 赤い枠線(裁ち落とし線)を表示したい場合:「ファイル」→「ドキュメント設定」を開き、「裁ち落とし」に0より大きい数値(印刷用の目安は天地左右3mm)を入力すると、アートボードの外側に表示されます。
  • 赤い枠線を非表示にしたい(消したい)場合:同じダイアログで「裁ち落とし」の数値を0mmに変更します。
  • 裁ち落としの幅を変えたい場合:同じダイアログの「裁ち落とし」の数値を必要な値に変更します。

こんにちは!皆さんはイラストレーターのアートボードの周りにある赤い枠線に困ったことはありませんか?

背景が白いものやPNGで作成する場合はあまり意識しないと思いますが、背景全体に色を付ける場合に白い枠ができてしまったなんてことはありませんか?出力時の画像やPDFの大きさが変わってしまうなんてこともあると思います。

今回はその赤い枠線を無くす方法について紹介したいと思います。

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赤い枠線の正体とは!?

実はあの赤い枠線、”裁ち落とし”と言われるものです。”塗り足し”と言われることもあり、印刷の時に使用されるものです。

印刷時に縁ギリギリまでレイアウトすると、裁断時の誤差で白い枠が残ってしまう場合があります。こうしたミスを防ぐために”裁ち落とし”と呼ばれる余白を作り、白い縁が残らないようにします。

裁ち落とし(印刷時に切り落とされる余白)と印刷時に残る範囲を示した説明図

なぜ裁ち落としを消す必要があるの?

なぜこの裁ち落としを消す必要があるのでしょうか?

実は、この裁ち落としを付けた状態でPDFや画像として出力すると、出力結果として白い縁がついてしまいます。印刷する場合は、この縁を裁ち落とすことでキレイな制作物を作ることが出来ますが、ウェブや大画面でのプレゼンでは邪魔になります。

印刷物以外での用途では、この裁ち落としは0mmとすることを強くおススメします!

裁ち落としを設定した場合(白い余白あり)と0mmにした場合(余白なし)の出力比較

※上記の画像はPDF出力時の裁ち落とし有と無を比較したものです。裁ち落としがある場合だと、白い縁が出来ていることがわかります。

裁ち落としを消す方法

①:ファイル → ドキュメント設定

裁ち落としを消すために、「ファイル」から「ドキュメント設定」を開きます。すると下記の画像のように、「裁ち落とし」の項目が表示されます。初期設定では3mmとなっていますが、今回はこれを無くしたいので0mmと入力します。

Illustratorの「ファイル」メニューから「ドキュメント設定」を選択する画面

②:裁ち落としを0mmに設定

「ドキュメント設定」ダイアログの「裁ち落とし」欄(天・地・左・右)。画面内は初期値の3mmの状態

0mmと入力したら、あとは「OK」を押すだけです。すると、下記の画像のように、裁ち落としを削除できることがわかります。赤枠がないのでそのままのアートボードの大きさで画像やPDFをかきだすことが出来ます。

裁ち落としを0mmに設定した後のアートボード(赤い枠線が表示されていない状態)

裁ち落とし線を表示する・幅を変える場合の操作

消すときと同じ「ドキュメント設定」ダイアログから、表示や幅の変更も行えます。

  1. 「ファイル」メニューから「ドキュメント設定」を開きます。
  2. 「裁ち落とし」の数値を0より大きい値に変更します(印刷用の目安は天地左右3mm)。
  3. 「OK」を押すと、アートボードの外側に赤い枠線(裁ち落とし線)が表示されます。

PDF書き出し時に裁ち落としを含める方法

印刷用にPDFを書き出す場合は、「ファイル」→「別名で保存」で「Adobe PDF」形式を選び、保存ダイアログの「トンボ・裁ち落とし」パネルで設定します。

  1. 「ドキュメントの裁ち落とし設定を使用」にチェックを入れると、「ドキュメント設定」で指定した裁ち落としの値がそのまま使われます。
  2. 個別に指定したい場合は、チェックを外して「裁ち落とし(天、地、左、右)」の欄に数値を入力します。

よくある質問

アートボードの周りにある赤い枠線(赤い線)は何ですか?

「裁ち落とし」と呼ばれる印刷用の設定です。上の「赤い枠線の正体とは!?」で説明した通り、断裁時に白い縁が残らないようにするための余白です。

「打ち落とし」と検索しましたが、同じことですか?

はい、「裁ち落とし」の表記・読み間違いとして「打ち落とし」と検索されることがありますが、同じ機能を指しています。

印刷すると意図しない枠が入ってしまうのはなぜですか?

PDF保存時に「ドキュメントの裁ち落とし設定を使用」がオンになっていると、裁ち落としの分だけ仕上がりサイズより大きく書き出されます。不要な場合はチェックを外すか、上記の手順で裁ち落としを0mmに設定してください。

まとめ

いかがでしたでしょうか!?

今回はイラストレーターの赤い枠(裁ち落とし)を消す方法を紹介しました。印刷では重要な要素となりますが、スクリーン上で扱うものを作成する場合、出力するもののサイズが変わってしまう厄介なものです。

状況に応じて使い分けていただければ幸いです!

今後も、知っていると便利なクリエイティブ情報を発信していきますので、よろしくお願いします!

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