こんにちは、ユアムーン編集部です。
今回はイラストレーターで同じオブジェクトをコピーして円形上に配置する方法をご紹介します。
この方法を使えるようになると、シンプルな花などをとても簡単に作ることができるようになるのでぜひ習得していきましょう!
目次
コピーするオブジェクト

今回は上のオブジェクトを円形にコピーして下のような簡単な花のベクターイラストを作っていきます。

これを作るのに使用するのは「ラジアル」という機能で、コピーする数や円のサイズを調整するだけで円状にオブジェクトを配置できる便利な機能です。
ラジアルを適用

まずはこのオブジェクトを選択した状態で、メニューバーの[オブジェクト]→[リピート]→[ラジアル]をクリックします。

すると、自動的にベースのオブジェクトがコピーされて等間隔で円形に配置されます。

その後は画面上部のオプションバーや左のプロパティパネルから、コピーする数と円の半径、重なり順の反転などを設定します。

今回は[コピーする数:10][半径:120px]に設定します。

オブジェクトの形を変更したいときは…

ラジアルを適用した後でオブジェクトの形状を変更したい場合は、ラジアルを適用したオブジェクトのどれか一つを選択してパスの位置や形状を編集するだけで、他のすべてのコピーされたオブジェクトも同じように編集が適用されます。
[分割・拡張]でオブジェクトをパス化

ラジアルは[ワープ]や[ドロップシャドウ]などの「効果」と同様にアピアランスとしてオブジェクトに適用されます。
これは画面上で見た目だけが変わっている状態で、実際のパスは変わっていないのでデータ入稿の際などに思い通りの見た目にならない場合があります。
そのため、デザインが出来上がったら[分割・拡張]を適用してパス化しましょう。

パス化はメニューバーの[オブジェクト]→[分割・拡張]から行うことができます。
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まとめ
いかがでしたか?
今回はオブジェクトを等間隔で円形に配置する方法をご紹介しました。
コピーするベースのオブジェクトの形によっては幾何学的な図形を作ることにも使えるのでぜひ色々試してみると面白いと思います。
今後も様々なクリエイティブ情報を発信していきますのでよろしくお願いします!