【徹底解説】ハワード・パイルとは?作品と人生を3分で理解しよう!

【徹底解説】ハワード・パイルとは?作品と人生を3分で理解しよう!

こんにちは!ユアムーン株式会社 編集部です!

突然ですが、皆さんはハワード・パイルというアーティストを知っていますか?

ブランデーワイン派を牽引した、アメリカのイラストレーションの父として知られています。世界中から広く尊敬を集めており、フィンセント・ファン・ゴッホは彼が亡くなったとき、「感嘆のあまり言葉が出なくなった」と記しています。

この記事ではハワード・パイルの『人生』と『作品』についてご紹介します!

ハワード・パイルとは?

<本名>
ハワード・パイル(Howard Pyle)

<国籍>
アメリカ合衆国

<人生>
ハワード・パイルは1853年3月5日、アメリカ デラウェア州に生まれました。両親から大学に行く代わりに芸術を学ぶことが許され、ベルギーのファンデルワイレンという芸術家のもとで3年間、絵を学びます。

その後、パイルは実家に戻り、父親の家業を手伝いながら絵を描き続けます。1876年、パイルはスクリブナーズ・マンスリー/Scribner’s Monthly(1870年~1881年まで発行されたアメリカのイラスト入り雑誌)にイラスト付きの詩の冊子を送り、見事審査に通ります。更にその1年後、子供向けの雑誌Saint Nicholasの審査にも通ります。この立て続けの成功と父親の後押しもあり、パイルはニューヨークでの活動を始めました。

数年した後に地元に戻りますが、その後もイラストレーターとして活動は続けており、「The Story of King Arthur and His Knights (1903)」や「The Story of the Champions of the Round Table(1905)」、「The Story of Sir Launcelot and His Companions(1907)」など、著作物の制作も行いました。

彼の著作には中世ヨーロッパの設定が多く引用されており、彼の知名度を確固たるものとしてアーサー王の物語もその一つです。日本語訳されている有名な著作には、「ロビン・フッドのゆかいな冒険」があります。興味がわいた方は是非読んでみてください!

 

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1894年、ハワード・パイルが41歳になると、教育へ力を入れるようになります。初めは、ドレクセル美術・科学・産業協会(現在のドレクセル大学)で絵を教えていましたが、そこの環境では満足できず、1900年に「ハワード・パイル・イラストレーションアート学校」という学校を設立しました。ここに在籍したパイルとその弟子たちは、後に「ブランデーワイン派」と呼ばれ、アメリカイラストレーション史に残る活躍をします。

1910年、壁画研究のためイタリアのフィレンツェに渡航しますが、わずかその一年後、腎臓病により急逝します。彼は生涯にわたり広く尊敬された画家、イラストレーターで、他のイラストレーターや美術家からも高い評価を受けています。特に、ゴッホは彼の死を非常に悲しんでおり、兄弟にあてた手紙の中で「感嘆のあまり言葉が出なかった」と記しています。

 

▼因みに彼の弟子には以前紹介したウォルター・ハント・エヴェレットもいますよ!▼

【徹底解説】ウォルター・ハント・エヴェレットとは?作品と人生を3分で理解しよう!

ブランデーワイン派ってなに?

ブランデーワイン派の源流は、1894年からパイルがドレクセル美術・科学・産業協会(現在のドレクセル大学)でイラストレーションを教え始めたことに始まります。1900年になると、「ハワード・パイル・イラストレーションアート学校」という教育機関を設立します。

後に、パイルの技術を継承したアーティストたちとその学校を「ブランデーワイン派」、「ブランデーワイン学校」と呼ぶようになり、ブランデーワイン派が形成されました。

 

▼ブランデーワイン派がについては今後くわしく解説する予定です!

ハワード・パイルの作品

ここからはハワード・パイルの作品をいくつか紹介していきます!

Two Lovers in a Garden

Two Lovers in a Garden - Howard Pyle

出典:Two Lovers in a Garden, WIKIART, https://www.wikiart.org/

An Attack on a Galleon

An Attack on a Galleon - Howard Pyle

出典:An Attack on a Galleon, WIKIART, https://www.wikiart.org/

Letter of Introduction

Letter of Introduction - Howard Pyle

出典:Letter of Introduction, WIKIART, https://www.wikiart.org/

The Mermaid

The Mermaid, 1910 - Howard Pyle

出典:The Mermaid, WIKIART, https://www.wikiart.org/

His Army Broke Up and Followed Him Weeping and Sobbing, from General Lee as I Knew Him by A.R.H. Ranson, Published in Harpers Monthly Magazine, February 1911

His Army Broke Up and Followed Him Weeping and Sobbing, from General Lee as I Knew Him by A.R.H. Ranson, Published in Harpers Monthly Magazine, February 1911 - Howard Pyle

出典:His Army Broke Up and Followed Him Weeping and Sobbing, from General Lee as I Knew Him by A.R.H. Ranson, Published in Harpers Monthly Magazine, February 1911
, WIKIART, https://www.wikiart.org/

まとめ

いかがでしたでしょうか?

アメリカのイラストレーションの父と言われるハワード・パイルの作品を紹介しました。中世ヨーロッパをモチーフとしているため、なんだかエモさも感じられますね(笑)。

ハワード・パイルを気に入った方は、下の画集なども買ってみてはいかがでしょうか!?



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