【「曲線」と「斜面」の美 | オランダ ロッテルダムの現代建築】

「こんな形をしていて倒れないのだろうか…」
「これが未来の建築物の姿なのだろうか…」

はじめてオランダの近代都市であるロッテルダムの建物を見た人はそう思ってしまうと思います。
少なくとも私はここまで建築物と芸術が混ざり合った街を見たことがありませんでした。
私の中では芸術は美術館の中に収められた、そっちの興味のある人だけが足を運んで見れるものだと思っていました。

今回は芸術が街にまで滲み出た街「ロッテルダム」の建築物について、ロッテルダムの歴史とともに紹介していこうと思います。

ロッテルダム の詳細・歴史

ドイツ・ベルギー・フランスから北海に流れてくるライン川、マース川とスヘルデ川の河口の三角州に位置する、オランダの湾岸都市ロッテルダム。
ロッテルダムはオランダの首都アムステルダムの次に人口の多い都市であり、ヨーロッパ1の貿易港と言われています。
現在はヨーロッパの近代都市としても有名になっています。

https://www.travelbook.co.jp/topic/1494

もともとはロッテルダムも他のヨーロッパの都市のように、レンガで作られた伝統を感じる建物が多い街でした。
しかし、第二次世界大戦でナチス・ドイツから爆撃を受け、旧市街地の建物は壊滅的な被害を受けました。

その後、街の復興を目指しますが、首都のアムステルダムや他の都市との差別化を考慮する必要があったそうです。
近代的な建物が立ち並ぶ都市になった経緯としては、ロッテルダムは港町なだけあり、他文化を取り入れる力に長けていて、現在の建築物はアメリカやロシアの文化を参考にしたそうです。

ロッテルダムの代表的な建築物3選

Markthal・Rotterdam

https://www.itsliquid.com/markthal.html

Markthalとはオランダ語で、英語にするとMarket Hall。
つまり、屋内市場です。

Markthalはオランダだけではなくヨーロッパ各地に存在しますが、このロッテルダムのMarkthalはオランダで1番の規模感で、サッカーコートおよそ1つ分の大きさです。

このMarkthalはオランダのロッテルダムを拠点とする建築家集団(MVRDV)によって設計されました。
外観からは想像できないのですが、施設の中にはスーパーマーケットや飲食店、さらにはバーが揃っています。
あ、日本食もありますよ。
それだけではなく、外側のドーナツ状の部分には人が住んでおり、住宅と商業施設が一体となっています。

伝統的な建物が立ち並ぶヨーロッパでは滅多にお目にかかれない建設物ではないでしょうか?

Kijk Kubus

https://www.travel.co.jp/guide/article/20211/

こちらの今にも倒壊しそうな建物はKijk Kubus(キュービックハウス)と呼ばれています。

実はこのキュービックハウスもユースホテルとなっており、人が住んでいます。
この黄色いサイコロ型の建物は1つ1つが独立しており、人が住める部屋は全てで37個。
ちなみに、Maekthal・Rotterdam
とKijk Kubusは徒歩30秒の距離となっています

デザインを考えたのはオランダ人建築家Piet Blo(ピエト・ブロム)氏で、
“家がひとつの木となり、その集合体が森になる。そして、オアシスが街のなかに生まれる。” 
といった考えに基づいて作られているそうです。

Rotterdam Central Station

https://www.dezeen.com/2014/03/22/rotterdam-centraal-station-benthem-crouwel-mvsa-architects-west-8/

電車でロッテルダムに観光にきた人は必ず通るであろう駅がRotterdam Central Station(ロッテルダム中央駅)。

私もロッテルダムへ訪れた時、Central Stationというくらいだからヨーロッパのレンガ造りの厳格な建物を想像していました。
そんな想像とは裏腹に、斜め上にとんがった建物が。。。
「なんだこれ?」と思いました。

しかし、ロッテルダムには曲線や斜面を美とする建築物が多く、ロッテルダム中央駅はそのロッテルダムの建築文化をはじめて体感するモノとして特別な存在に感じました。

まとめ

ロッテルダムは戦後に一度は壊滅的なダメージを受けた街でした。
しかし他文化の吸収という港町の特徴を活かし、様々な芸術家や建築家が街全体を芸術的に仕上げたことで、美術館の中に収納されていた芸術的センスを纏った街へと進化することが出来た街へと生まれ変わりました。

最近は日本人ビザが取得しやすくなってきているので、是非みなさんも機会があれば行ってみてくださいね。

参考文献

https://whereismap.net/where-is-rotterdam-located-what-country-is-rotterdam-in-rotterdam-map/

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%AB%E3%83%80%E3%83%A0

https://magazine.air-u.kyoto-art.ac.jp/fushinjo/5587/

https://wondertrip.jp/57392/

https://www.travel.co.jp/guide/article/20211/