こんにちは!ユアムーン株式会社 編集部です!
突然ですが、皆さんはエコ・ヌグロホというストリートアーティストを知っていますか?
インドネシア出身のアーティストで、ルイ・ヴィトンとコラボしたことでも知られています。
この記事ではエコ・ヌグロホの『人生』と『作品』についてご紹介します!
目次
エコ・ヌグロホとは?
<本名>
エコ・ヌグロホ(Eko Nugroho)
<国籍>
インドネシア ジョクジャカルタ
<公式サイト>
https://ekonugroho.or.id/
<人生>
エコ・ヌグロホは1977年7月4日、インドネシア ジョクジャカルタに生まれました。高校の頃より芸術教育を受けてきています。1997年にジョグジャカルタ高等芸術学校(SMSR)を卒業し、2006年にジョグジャカルタインドネシア美術研究所絵画部を卒業しました。
インドネシアで最も影響力のあるアーティストの一人で、大学卒業後より、首都のジャカルタを中心に活動しています。国際的な高い評価を受けており、個展、グループ展等、精力的に活動しています。
エコ・ヌグロホがアーティストとして活動を始めたことは、ちょうどインドネシアのスハルト政権に終止符が打たれた時期でした。30年近くに渡る閉塞的な長期政権から解放され、インドネシアのアーティストたちは、表現の自由を享受しつつ様々な作品を発表していきます。
ヌグロホの作品は、伝統的なメディアを再解釈したものが多く見受けられます。特に、伝統的な染色方法であるバティックや刺繡など、東南アジアに伝わる手工芸に焦点を当て、そこにインドネシアの寓話と神話に基づいた伝統的芝居である「ワヤン」の美学を組み込みます。表現媒体も多岐にわたり、グラフィティから彫刻、パフォーマンス、ビデオなど、ジャンルを問わず作品制作を行います。
ヌグロホの作品には、社会的なメッセージ、ユーモア、遊び心など、常に社会とのつながり、関わりを重要視しています。また、描かれる人物のほとんどが顔を覆い隠されており、これはインドネシアの伝統文化からの影響と言われています。
ヌグロホは日本でも個展の開催や参加等をしており、東京のアートフロントギャラリーや福岡現代美術館などで行いました。また、「瀬戸内トリエナーレ」等にも参加し、インスタレーション作品を発表しています。
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ストリートアートってなに?
ストリートアートとは、壁や建物にカラースプレーやペイントを使って描く芸術です。ストリートアートの始まりは1920年代から1930年代で、壁や電車、バスに書かれた落書きでした。そしてニューヨークを中心に展開し、現地のギャングを中心に活動が行われていました。
ストリートアートが一般人にまで広がったのは少し後の1980年代でした。理由としては、1980年代は若者が社会や政治を自分たちの手で変えていこうとする動きが始まった時期で、その影響からストリートアートが若者を中心に流行しました。そして、ストリートアートの作品が街に増えていったことで自然とストリートアートというものが、芸術界でも注目を集めるようになりました。
▼ストリートアートの詳細は以下で解説しています。
エコ・ヌグロホの作品
ここからはエコ・ヌグロホの作品をいくつか紹介していきます!
Family Dinner After Democracy
出典:Family Dinner After Democracy, Eko Nugroho, https://ekonugroho.or.id/
Same Old Story to Harmonize
出典:Same Old Story to Harmonize, Eko Nugroho, https://ekonugroho.or.id/
Nothing Gonna Change The World, No Worries
出典:Slurping Pandora Broth, Eko Nugroho, https://ekonugroho.or.id/
まとめ
いかがでしたでしょうか?
インドネシア出身のストリートアーティスト、エコ・ヌグロホの作品を紹介しました。普段あまり紹介しない文化圏のアーティストのためか、新鮮さを感じるのではないでしょうか。
是非、機会があれば皆さんもエコ・ヌグロホの作品を見に行ってみてくださいね!