みなさんはタヴァール・ザワッキを知っていますか?
タヴァール・ザワッキはストリートアーティストとして活躍しています。
彼は2017年まで「ABOVE(上向き)」というアーティスト名で活躍しており、彼の作品には上向きの矢印がよく描かれています。
この記事ではタヴァール・ザワッキの『人生』と『代表作品』についてご紹介します!
タヴァール・ザワッキってどんな人?
<名前>
タヴァール・ザワッキ(Tavar Zawacki)
<国籍>
アメリカ合衆国
<人生>
タヴァール・ザワッキ(Tavar Zawacki)は、ドイツのベルリン、とインドネシアのバリ島を拠点にストリートアーティストとして活躍しています。1996年から2016年までは「ABOVE」というアーティスト名で活動していました。
ザワッキは1981年にアメリカのサンフランシスコ州カリフォルニアで生まれました。両親が芸術にとても関心があったこともあり、彼は両親から自分を絵や音楽で表現することを幼い頃から勧められていました。彼がストリートアーティストとなる人生の天気が訪れたのは13歳の頃で、スケートボードとグラフィティとの出会いでした。
彼は19歳の頃にカリフォルニアからフランスのパリ行きの片道航空券を買い、アート備品などをつめたバックパックと共にパリへ渡りました。2000年から「ABOVE」という名で、本格的にザワッキはアーティスト活動を開始しました。その後、20年間で50ヵ国100都市以上でストリートアート作品を残してきました。
そして2017年に、ザワッキは「ABOVE」という名で活動するのをやめる決意をし、本名の「Tavar Zawacki」で活動し始めました。
以下の動画では、彼の作品制作工程を見ることができます!
ストリートアートってなに?
ストリートアートとは、壁や建物にカラースプレーやペイントを使って描く芸術。公式にはストリートアートは犯罪とされています。
ストリートアートの始まりは1920年代から1930年代で、壁や電車、バスに書かれた落書きでした。そしてニューヨークを中心に展開し、現地のギャングを中心に活動が行われていました。
ストリートアートが一般人にまで広がったのは少し後の1980年代でした。理由としては、1980年代は若者が社会や政治を自分たちの手で変えていこうとする動きが始まった時期で、その影響からストリートアートが若者を中心に流行しました。そして、ストリートアートの作品が街に増えていったことで自然とストリートアートというものが、芸術界でも注目を集めるようになりました。
▼ストリートアートの詳細は以下で解説しています。
【まるっと理解!】ストリートアートってなんですか?
タヴァール・ザワッキの代表作品
タヴァール・ザワッキの作品は2006年までのアーティスト名「ABOVE」の意味でもある「上向き」を象徴とする上向きの矢印が特徴です。ここでは彼の代表的な作品を2つご紹介します。
Metamorphosis #5
この作品はタヴァール・ザワッキの人生最大であり、ニューヨーク西部全体でも最大の作品です。
ポップな配色に上を指した矢印。複数に重ねられた矢印は錯覚を起こさせ、今にも上向きに動き出しそうです。この作品の制作工程の一部はYouTubeでも公開されており、巨大なクレーンも使いながら制作されました。以下にその動画を載せていますので、興味があれば是非見て見てください。
Beautiful Decay
アメリカのテネシー州にあるダウンタウン長老派教会(Dowantowan Presbyterian Church)の裏路地にこの作品は描かれています。
これはまた錯覚してしまいそうな作品ですね!平らな表面にこんな立体的な絵をかけるって本当に凄いと思います!なんかこの作品をずっと見ていると、どこが剥がれ落ちそうになっているのかだんだんとわからなくなってきてしまいました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
タヴァール・ザワッキがなぜ「ABOVE」というアーティスト名をつけ、上向の矢印を代表的な作品としたかは明らかではありませんが、幼い頃から両親に自分を芸術で表現するように教えられていたので、彼の人生ととても関係しているのでしょう。
是非、機会があれば皆さんもタヴァール・ザワッキの作品を見に行ってみてくださいね!
参考文献
TOP画像:https://ggagallery.com/tavar-zawacki-aka-above