「クリエイティブとは何か」
皆さんはそんなことは考えたことがあるでしょうか。直訳してしまえば「創造力のある」と訳すことが出来るでしょう。ではその創造力とは何でしょうか。
今回紹介する本、「クリエイティブの授業-STEAL LIKE AN ARTIST‐”君がつくるべきもの”をつくれるようになるために」は、「クリエイティブとは何か」を考えさせられる一冊です。
一部の章を簡潔にまとめてみましたので、面白ければ是非読んでみてください!
クリエイティブの授業
STEAL LIKE AN ARTIST
この本の第一章ではいきなり「STEAL LIKE AN ARTIST(アーティストのように盗め!)」という章から始まります。
クリエイティブというと、「0→1」を生み出すような、何もない状態から新しいものを生み出すというイメージを持つ方も多いでしょう。しかし、ここでは盗むことこそがクリエイティブの源泉であると述べています。オリジナルなんて存在しない、そして盗む価値のあるものを盗み続けることが重要であると述べています。
DON’T WAIT UNTIL YOU KNOW WHO YOU ARE TO GET STARTED
「価値のあるものを盗む」というのであれば、どこにクリエイティブは存在するのでしょうか。もちろん、ただ盗むだけでは価値のあるものは生み出せません。
この章では、コピーした先に自分が見つかると述べています。ここでいうコピーとは盗作ではなくリバースエンジニアリングを意味します。コピーから学べることは多くあります。レオナルドダヴィンチのスタジオでも、弟子たちは師匠の絵を模写することで技術を磨いたといいます。
そしてコピーからもう一歩先に進み、自分の一部にすることで個性が生まれます。
CREATIVITY IS SUBSTRACTION
最後の章を見てみましょう。
この章では「想像力は引き算だ」と述べています。なるほど!引き算は私たち日本人の得意技ですね!日本食や日本建築、果ては宗教、日本人の考え方の根本には”引き算”といえるものが存在します。(引き算については次回の書籍紹介でお話したいと思います!)
情報過多な現代社会では何を捨てるかを見極める必要があります。そして、本当に必要なもの、本当に大切なものに集中する必要があります。
創造力とは決して何かを作ることだけではなく、何を捨てるかも非常に重要になるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「クリエイティブの授業-STEAL LIKE AN ARTIST‐」を紹介しました。私も以前、ある年配アーティストから「若いうちは何でも盗め。盗むことが許されるのは若い時だけだ。」と言われました。まだ一部しか紹介していませんので、アイディアが出ない方、クリエイティブになりたい方に是非読んで欲しい一冊です。
Euphoric””では、今後も数多くのアーティストをご紹介していくだけではなく、弊社デザイナーが使っているAdobeソフトのイラレやフォトショのチュートリアル、3Dプリンターの解説などを記事にしています。
是非、そちらの記事も見てみてくださいね!