みなさんはC215を知っていますか?
C215はストリートアーティストとして有名です。
この記事ではC215の『人生』と『代表作品』についてご紹介します!
目次
C215ってどんな人?
<名前>
C215
※本名はクリスチャン・ギュウミー(Christian Guémy)
<国籍>
フランス
<人生>
C215は1973年にフランスで生まれました。残念ながら、彼が作品を初めて公開した2006年(当時33歳)以前の記録は残されていません。ただ、デビューする前に20年間ほどアーティスト活動はしていたそうです。
彼はフランスのストリートアーティストとして世界的に有名で、”France’s answer to Bnksy”と言われているように、あの有名なバンクシーと比較されています。彼の作品は基本的にステンシルを使っています。ステンシルとは、製図やレンタリングなどをして、決まった形のものを描くために使われます。
そして彼は主に、ホームレス・物貰い・難民・ストリートチルドレン・老人などの「人生で忘れられやすい人々」を主題としています。彼は多くの肖像画を作品に描いていますが、それらは街で出会った人々をランダムで決めているそうです。
C215はステンシルを使ったアーティストとしてデビューしましたが、2005年からペイントスプレーを使った作品も製作しています。2014年にはUbisoft gameの「Far Cry 4」というゲームのイラストの製作依頼を受け、20もの作品を残しました。その後2018年に、78人のフランスの著名人が埋葬されているパンテオンに、その中の28人の肖像画を製作しました。
ストリートアート ってなに?
ストリートアートとは、壁や建物にカラースプレーやペイントを使って描く芸術。公式にはストリートアートは犯罪とされています。
ストリートアートの始まりは1920年代から1930年代で、壁や電車、バスに書かれた落書きでした。そしてニューヨークを中心に展開し、現地のギャングを中心に活動が行われていました。
ストリートアートが一般人にまで広がったのは少し後の1980年代でした。理由としては、1980年代は若者が社会や政治を自分たちの手で変えていこうとする動きが始まった時期で、その影響からストリートアートが若者を中心に流行しました。そして、ストリートアートの作品が街に増えていったことで自然とストリートアートというものが、芸術界でも注目を集めるようになりました。
▼ストリートアートの詳細は以下で解説しています。
【まるっと理解!】ストリートアートってなんですか?
C215の代表作品
ここではC215の作品を一部ご紹介します!
見て分かる通り、彼の作品はホームレス・物貰い・難民・ストリートチルドレン・老人が多く描かれています。そしてペイントスプレーを使ったストリートアート作品作品とは違い、彼の作品には基本白と黒がベースカラーとして使われています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
彼の作品は「人生で忘れられやすい人々」をテーマにしていることから、明確なメッセージ性があることがわかります。それは現在の資本主義への主張かもしれません。
そのような主張性のある作品は、真のストリートアートという印象を受けますね!
参考文献
TOP画像:WIKIMEDIA COMMONS|File:C215