こんにちは!ユアムーン株式会社 編集部です!
突然ですが、皆さんはホアキン・ソローリャというアーティストを知っていますか?
スペイン出身の印象派に分類される画家です。光を特徴的に捉える作品を多く残しています。
この記事ではホアキン・ソローリャの『人生』と『作品』についてご紹介します!
目次
ホアキン・ソローリャとは?
<本名>
ホアキン・ソローリャ・イ・バスティダ(Joaquín Sorolla)
<国籍>
スペイン バレンシア
<関連サイト>
https://www.joaquin-sorolla-y-bastida.org/
<人生>
ホアキン・ソローリャは1863年2月27日、スペイン バレンシアに生まれました。2歳の頃、コレラにより両親を亡くし、1歳の妹とともに母方の叔母と叔父によって育てられました。
14歳の頃から工芸学校で芸術を学び始め、校長よりすぐにその才能が認められました。その後、バレンシアの王立美術学校に入学し、芸術を学び続けます。
22歳になると兵役を終え、イタリアで絵画を学ぶために奨学金を得ます。その後、イタリアローマに渡り、Academia de España en Romaのプラディージャ・オルティスのもとで4年間絵画を学びます。
1890年頃から、パリのフランス芸術家協会の展覧会へも出展を始め、画家としての評価を確立し始めます。特に、1994年の「The Return from Fishing」はパリのサロンで高い評価を受け、リュクサンブール美術館に買い取られました。
1900年には、パリの万国博覧会で作品を出品します。ここでも非常に高い評価を受け、レジオンドヌール勲章を受章、画家としての地位を確立しました。この頃にはロンドンやドイツで展覧会を開くようになり、展示した多くの作品が次々に買われていきました。ソローリャの絶頂期はこの頃で、ヨーロッパのみならずアメリカのシカゴ美術館でも展示会を行っています。
印象派ってなに?
印象派とは19世紀後半のフランスから発した芸術動向です。筆のストロークや時間による光の変化の緻密な描写、日常性、斬新な構図等の特徴を持ちます。画面全体が明るく、それまで芸術アカデミーが良いとしてきた作品とは対照的でした。初期の頃の印象派はあまり評価を受けませんでしたが、次第に市場が広がり、アメリカに渡ると大衆に一挙に人気になりました。
因みに、ホアキン・ソローリャは印象派の中でも光に関して高い表現技術を持ち、ルミニズム(後期印象派または新印象派のスタイル)とされています。光の描き方に着目して作品を見てみてください!
▼印象派についてはこちらでも詳しく解説しています!▼
ホアキン・ソローリャの作品
ここからはホアキン・ソローリャの作品をいくつか紹介していきます!
The Alcázar at Seville
この作品はソローリャの高い技術を見て取れる作品の一つです。非常に面白い構図に加え、水面に反射する建物、光を緻密に描写しています。
出典:The Alcázar at Seville, WIKIART, https://www.wikiart.org/
Italian Girl with Flowers
この作品からは、スクリーン上でも印象派の特徴である筆のストロークがよく見えます。この大胆な筆のタッチは、それまで芸術アカデミーが支配してきた”美しさ”に大きな影響を与えました。
出典:Italian Girl with Flowers, WIKIART, https://www.wikiart.org/
Return from Fishing
この作品は先ほど説明した、ホアキン・ソローリャがサロンで高い評価を受けた作品です。最終的にリュクサンブール美術館が買い取りました。
出典:Italian Girl with Flowers, WIKIART, https://www.wikiart.org/
Summer
出典:Summer, WIKIART, https://www.wikiart.org/
The bath, Javea
出典:Summer, WIKIART, https://www.wikiart.org/
まとめ
いかがでしたでしょうか?
スペイン出身の印象派、ホアキン・ソローリャの作品を紹介しました。印象派の中でも特に光の表現に関して高い技術があることが見受けられたかと思います。
ホアキン・ソローリャを気に入った方は、下の画集なども買ってみてはいかがでしょうか!?