2025年2月12日(水)より「書藝問道 ブックデザイナー呂敬人の軌跡」がギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催されます!
初春のギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)は、中国の豊かな出版文化の歴史を再発見し、新たなブックデザインの道を切り開いたパイオニア、呂敬人(リュ・ジンレン)氏が登場します。
1989年、呂敬人氏が初来日し、杉浦康平氏との運命的な出会いを果たした当時、中国ではブックデザイナーという独立した職種がまだ確立されていませんでした。そのような時代に、杉浦デザイン事務所での学びを通して本の内容から全体を構築していく「ブックデザイン(書籍設計)」に開眼した呂敬人氏は、自国の豊かな伝統文化を研究しながら独自の方法論を確立していきました。
本展1階では、宋代の拓本を原寸大復刻した『朱熹榜書千字文』をはじめ、全長10mの巻物10巻を納めた『絵図五百羅漢詳解』、解説を読みながら実際に囲碁が打てる『忘憂清楽集』など、目を見張る豪華本全8点をダイナミックに展開。 地階会場では、京劇やお茶、篆刻 、他、中国の豊かな芸術文化、生活にまつわる多彩な書物を、呂氏による丁寧な解説とともに全27点ご紹介します。
また、2階ライブラリでは、手にとって楽しめる作品集や自著なども展示します。
現代中国の多様な造本文化の礎ともなった呂敬人氏の書藝を、日本で大々的にご紹介するはじめての展覧会となります。「中国芸術の核心に迫る精緻なブックデザイン」の世界をぜひ体感ください。
ブックデザイナー、イラストレーター
1947年上海生まれ。1968年からの10年間は文化大革命による農村下放プログラムによって、労働に従事する。1978年に中国青年出版社に入社。1989年、93年の二度に渡り来日、杉浦康平氏に師事。1998年に敬人設計工作室設立。2002年より清華大学美術学院視覚伝達デザイン学科で教鞭を執り、2013年「敬人紙語」ブックデザイン研究クラス設立、現在は上海美術学院の客員教授、『ブックデザイン』叢書編集長を務める。
デザイン作品は、全国書籍装幀芸術展金賞、中国出版政府賞、「中国で最も美しい本」賞、ドイツ・ライプツィヒの「世界で最も美しい本」賞など受賞多数。ドイツのオッフェンバッハ、韓国の坡州 、米国のサンフランシスコ、中国の北京、上海、深圳などで個展を開催。編著は、『敬人書籍設計』、『法古創新・敬人人敬』、『書籍設計基礎』、『書芸問道』、『敬人書語』、『美書・留住閲読』。訳書に、『菊地信義の装幀芸術』、『旋-杉浦康平のデザイン世界』など。国際グラフィック連盟(AGI)のメンバー。
EXHIBITION with TICKET/展示会 (特典付) EXHIBITION/展示会
https://euphoric-arts.com/category/exhibition-with-ticket/
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展覧会情報
会期 | 2025年2月12日(水)~3月27日(木) |
開館時間 | 11:00〜19:00 |
休館日 | 日曜・祝日 |
会場 | ギンザ・グラフィック・ギャラリー |
公式サイト | https://www.dnpfcp.jp/gallery/ggg/ |
観覧料 | 無料 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄/銀座線、日比谷線、丸ノ内線「銀座」駅から 徒歩5分 詳細は「ギンザ・グラフィック・ギャラリー アクセス」から |