【展示会】「特別展 線が、息づく。 好太郎の線、鈴木ヒラクのドローイング」が三岸好太郎美術館で開催!

2025年9月6日 〜 2025年11月24日

アートコンサルティング

2025年9月6日(土)より「特別展 線が、息づく。 好太郎の線、鈴木ヒラクのドローイング」が北海道立三岸好太郎美術館で開催されます!

札幌生まれの三岸好太郎(1903-1934)は、同時代の新しい潮流に敏感に反応しながら、前衛的表現に意欲的に挑戦した画家です。なかでも、柔らかい絵具の上からひっかくようにして線をあらわし、交響曲の演奏風景を表現した《オーケストラ》には、線描家としての好太郎の資質が最も洗練された姿で表出されています。

鈴木ヒラク(1978年生)は、未知のかたちと出会い続けようとする現代のアーティストです。身近な環境の中で発見した解読できない記号のようなかたちを媒介として、光を反射するマーカーやスプレーによる即興性の高いドローイングを実践します。それは、世界にひそやかに存在する未知の「なにか」に、自らの身体を介してアプローチし、掘り起こそうとする行為だといえます。北海道余市町のフゴッペ洞窟や小樽市の手宮洞窟は、鈴木ヒラクに重要なインスピレーションを与える場です。

本展では、鈴木ヒラクがゴッペ洞窟に足を運んだ後、1920‐30年代に描かれた三岸好太郎の絵画を展示する空間において、2日間をかけて新たにドローイングを行ないます。フゴッペ洞窟の壁画の写真や、鈴木ヒラクがフィールドワークした同壁画をふくむ世界各地の洞窟壁画のスケッチも紹介するとともに、地域の高校生とドローイング制作の場を共有するワークショップも行います。

画家・三岸好太郎。アーティスト・鈴木ヒラク。先史時代の洞窟壁画。本展は、時代も地域も異なる三者の芸術を接続するものとして、「線」という表現に焦点を当てます。近代絵画、現代アート、先史遺跡のあいだを通いあう、みずみずしい「線」の息吹を感じていただければ幸いです。

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展覧会情報

会期2025年9月6日(土)~2025年11月24日(月)
開館時間9:30〜17:00
*入場は16:30まで
休館日月曜日、9月16日(火)、10月14日(火)
会場北海道立三岸好太郎美術館
公式サイトhttps://artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp/mkb/
観覧料一般:¥700(¥600)
高大生:¥400(¥300)
小中生:¥300(¥200)
*( )内は10名以上の団体料金等の割引
*生活保護を受けている方、身体障がい者手帳や療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方(ミライロID利用可)及びその介護者(1名)などは無料 
*芸術週間(11月1日‐7日)はどなたも団体観覧料でご覧になれます。
住所
アクセス地下鉄
東西線「西18丁目駅」下車、4番出口より徒歩7分
詳細は「北海道立三岸好太郎美術館 アクセス」から

チラシ裏

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