【展覧会】「没後50年 髙島野十郎展」が宇都宮美術館で開催!

2026年9月20日 〜 2026年12月6日
【展覧会】「没後50年 髙島野十郎展」が宇都宮美術館で開催!

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2026年9月20日(日)より「没後50年 髙島野十郎展」が宇都宮美術館で開催中!

髙島野十郎(1890~1975)は、「蝋燭」や「月」などを独特の写実的筆致で描く福岡県久留米市出身の洋画家です。没後50年の節目に開催する本展は、代表作はもちろんのこと、初公開も含めた約180点を展示する過去最大規模の回顧展で、栃木県内では約10年ぶりの開催となります。
「孤高の画家」と呼ばれてきた彼の芸術が形成されたルーツを遡り、生涯、野十郎が自身のよりどころとしてきた仏教的思想を読み解きつつ、青年期や滞欧期の作品など、従来の展覧会ではそれほど大きく取り上げられることがなかった部分にも焦点を当て、その芸術の真髄に迫ります。
流行や時代の趨勢に流されず、美術団体にも属さず、理想の絵画を追求しつづけるストイックな生き方を貫いた一方で、その絵を愛し、素朴かつ気骨ある生き方に共感する人が数多くいたことは、「孤高の画家」像からは想像しにくい一面かもしれません。野十郎に魅せられた人々が守ってきた作品や、交わした言葉が残る書簡などを通して、彼らの眼が捉えた野十郎の生身の姿を紹介します。この秋、まだ知らない髙島野十郎の新たな一面に出会ってみませんか。

1. 過去最大規模の回顧展、初公開を含む約180点を公開
1980年、福岡県文化会館(現・福岡県立美術館)で開催された「近代洋画と福岡県」に《すいれんの池》が出品されたことがきっかけとなり、無名の画家であった野十郎の評価が始まりました。それ以降、いくつかの展覧会や書籍で紹介され、野十郎作品と画業の全体像が解き明かされてゆきます。本展では、再評価の契機となった《すいれんの池》をはじめとする野十郎の故郷・福岡に位置する福岡県立美術館所蔵の優品や、目にする機会の少ない個人蔵の作品、さらには初公開作品を含む約180点が一堂に会します。生涯、野十郎がよりどころとした仏教的思想を読み解きつつ、青年期や滞欧期の作品など、従来の展覧会ではそれほど大きく取り上げられることがなかった部分にも光が当てられます。

2. 「孤高の画家」像を解体し、野十郎の素朴な人間像に迫る
独学で画技を磨いたこと、美術団体に所属しなかったこと、生涯独身を貫いたこと、そして代表作の月や蝋燭の連作の浮世離れした佇まいから連想されるのは、人との関わりを厭う、非世俗的な画家の姿かもしれません。そして「世の画談と全く無縁になることが小生の研究と精進です」という野十郎の言葉は、ともすれば彼が完全な孤独を望んだと解釈され得るような危うさがあります。実際にこの言葉は繰り返し引用され、「孤高の画家」のイメージをいっそう強めていきました。
一方で、彼をこの呼称に閉じ込めることでかえって見えなくなってしまったものを明らかにすることが、本展最大のねらいです。実際には野十郎が国内外の画家から影響を受けていたことは、本展の展示作品からも見て取れます。その画業に寄与する出会いや交流をもたらした青木繁や坂本繁二郎、古賀春江など同郷の画家たちの作品も会場を彩ります。そして、野十郎は世間と没交渉を貫いたわけではなく、心を通わせた親しい友人や知人がいました。彼は魅力ある人物であったようで、その絵を愛し、素朴かつ気骨ある生き方に共感する人が数多くいたことは、「孤高の画家」像からは想像しにくい一面かもしれません。野十郎に魅せられた人々が守ってきた作品や、交わした言葉が残る書簡などを通して、彼らの眼が捉えた野十郎の生身の姿を紹介します。

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展覧会情報

会期2026年9月20日(日)~2026年12月6日(日)
開館時間午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日月曜日(9月21日、10月12日、11月23日は開館)、9月24日(木)、10月13日(火)、11月4日(水)、11月24日(火)
会場宇都宮美術館
公式サイトhttps://takashimayajuro50.jp(展覧会公式サイト)
http://u-moa.jp/(宇都宮美術館)
観覧料一般1200円(960円)
大学生・高校生1000円(800円)
中学生・小学生800円(640円)
※()内は20名以上の団体料金
・身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介護者(1名)は無料。
・宇都宮市在学または在住の高校生以下は無料。宮っ子の誓いカードまたは学生証をご提示ください。
・11月3日(火・祝)「文化の日」は宇都宮市民は観覧無料です。ご来館の際は住所が確認できる身分証明書をご提示ください。
・毎月第3日曜日(9月20日、10月18日、11月15日)は「家庭の日」です。高校生以下の方を含むご家族で来館された場合、企画展観覧料が一般・大学生は半額、高校生以下は無料となります。
主催宇都宮美術館、下野新聞社、毎日新聞社
協力ブルーミング中西
関連事業○講演会「野十郎の現在地——これまでとこれから」
講師:高山 百合 氏(福岡県立美術館 学芸員)
日時:10月10日(土) 午後2時~午後3時30分(開場は午後1時30分)
会場:宇都宮美術館 講義室
定員:150名(事前申込不要、当日先着順)
*企画展チケットが必要です(半券でも可)
*担当学芸員との対話形式
○講演会「“仏”を描く、“仏”を生きる——仏教をめぐる髙島野十郎と画家たち」
講師:貝塚 健 氏(千葉県立美術館 館長)
日時:11月7日(土) 午後2時~午後3時30分(開場は午後1時30分)
会場:宇都宮美術館 講義室
定員:150名(事前申込不要、当日先着順)
*企画展チケットが必要です(半券でも可)
○担当学芸員によるギャラリートーク
日時:10月3日(土)、10月24日(土)、11月14日(土)、11月28日(土) 各回午後2時~
申込不要、展覧会チケットをお求めのうえ中央ホールにお集まりください。
お問い合わせ宇都宮美術館 TEL:028-643-0100
住所〒320-0004 栃木県宇都宮市長岡町1077番地

展示内容

※画像写真の無断転載を禁じます

髙島野十郎《絡子をかけたる自画像》
髙島野十郎《絡子をかけたる自画像》大正9(1920)年、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎《ノートルダムとモンターニュ通II》
髙島野十郎《ノートルダムとモンターニュ通II》昭和7(1932)年頃、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎《筑後川遠望》
髙島野十郎《筑後川遠望》昭和24(1949)年頃、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎《割れた皿》
髙島野十郎《割れた皿》昭和23(1948)年以降、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎《ティーポットのある静物》
髙島野十郎《ティーポットのある静物》昭和23(1948)年以降、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎《すいれんの池》
髙島野十郎《すいれんの池》昭和24(1949)年、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎《からすうり》
髙島野十郎《からすうり》昭和10(1935)年、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎《こぶしとリンゴ》
髙島野十郎《こぶしとリンゴ》昭和41(1966)年頃、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎《さくらんぼ》
髙島野十郎《さくらんぼ》昭和31(1956)年頃、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎《睡蓮》
髙島野十郎《睡蓮》昭和50(1975)年、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎《蝋燭》
髙島野十郎《蝋燭》大正時代、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎《秋陽》
髙島野十郎《秋陽》昭和42(1967)年、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎《月》
髙島野十郎《月》昭和37(1962)年、福岡県立美術館蔵

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