2026年10月3日(土)より「金氏徹平 煙と霧 中山道柏原宿」が滋賀県米原市柏原宿の4会場で開催中!
中山道の宿場町として栄え、伊吹山の薬草を使った「伊吹もぐさ」が特産品として知られる米原市の柏原を舞台に、美術家・彫刻家の金氏徹平を招聘して開催する展覧会です。金氏は、身の回りのモノを、既存の意味や用途から解放してつなぎ合わせるコラージュ的な手法によって作品を制作し、現実と想像、過去と未来などが入り混じる風景をつくり出してきました。その表現方法は、彫刻、インスタレーション、映像、パフォーマンスなど多岐にわたります。
本展のタイトルにある「煙と霧」は、金氏が自身の作品や展覧会のテーマとしてたびたび扱ってきたものです。ものが燃焼する時に生まれる人工的な現象としての煙と、空気中の水蒸気が冷えて小さな水の粒に変化する自然現象としての霧。どちらも空気中に細かな粒子が漂うという点で視覚的には似ていても、異なる性質を持つ二つの取り合わせは、境界を越えて生まれる変化や可能性を感じさせます。
本展では、このテーマのもと、金氏のこれまでの作品群を現地の空間にあわせて再構成するとともに、柏原の歴史や風土、人々の営みを手がかりにした新作のインスタレーションを制作、展示します。金氏独自のダイナミックな手法によって展開される作品の数々は、宿場町としての趣を今も色濃く残す柏原の新たな表情を引き出すことでしょう。本展を通じ、多くの方に現代美術の楽しさや作品が放つエネルギーに触れていただき、柏原宿の魅力を改めて知っていただく機会となれば幸いです。
この展覧会は、滋賀県立美術館が琵琶湖の北側地域(湖北)で始める新たなプロジェクト「ASK」の第二弾です。ASK は「アート・スポット・イン湖北(Art Spot in Kohoku)」の略で、令和7年度から3年間かけて、高島市、米原市、長浜市を順番に巡ります。アートを通して、みなさんの心に何かを問いかける(ask)ためのプロジェクトです。
国内外で活躍するアーティスト・金氏徹平が、宿場町の歴史ある空間を舞台に新作を含むダイナミックな作品を展開
宿場町として栄えた柏原宿の街道沿いに点在する歴史的な建物を会場に、国内外で活躍するアーティスト、金氏徹平による彫刻、映像インスタレーション、絵画など多彩な作品を巡ることができるのは、本展の大きな魅力の一つです。
また、本展の開催にあたり、金氏が実際に柏原を歩き、この土地で感じた時間の重なりや人々の営みをもとに制作した新作インスタレーションを公開します。さらに、会期始めに開催するワークショップで、参加者が金氏とともにつくり上げた作品も展示の一部となります。
かつて多くの旅人が行き交った歴史ある空間に、金氏のダイナミックな発想が新たな風景を生み出します。作品を巡りながら、これまでとは異なる宿場町の一面に出会う、特別な体験をぜひお楽しみください。
中山道の宿場町として栄えた、歴史の面影が今も残る町――米原市柏原宿
展示の舞台は、かつて中山道60番目の宿場町として栄え、現在も江戸時代の面影を色濃く残す米原市柏原宿です。この町は伊吹山の麓に位置し、古くから薬草を使った「伊吹もぐさ(お灸)」の特産地として全国にその名を知られてきました。
会場となるのは、かつて地域の人々や旅人が行き交った「旧造り酒屋(やいと塾)」をはじめとする、歴史情緒あふれる4つの会場です。それぞれの建物が持つ独特の佇まいや歴史的背景に、金氏のアートが交差することで、柏原宿の新たな表情が引き出されます。作品鑑賞とともに、古い町並みをゆったりと散策し、この土地ならではの歴史や風土を五感で体感していただくのがおすすめです。
金氏徹平
1978年生まれ。美術家・彫刻家。京都市立芸術大学美術学部彫刻科准教授。身のまわりの事物を素材に、部分を切り抜き、繋ぎ合わせることで既存の文脈を読み替える、コラージュ的手法による作品を制作している。横浜美術館(2009年)、ユーレンス現代美術センター(北京、2013年)、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(2016年)などで個展を開催。また、国内外の企画展・国際展でも作品を発表している。2011年以降は舞台美術も多数手がけ、近年は舞台作品の制作にも取り組んでいる。2012年度京都市芸術新人賞、2015年度京都府文化賞奨励賞、2018年第29回タカシマヤ文化基金受賞、2025年度京都府文化賞功労賞。2025年「Study:大阪関西国際芸術祭 2025」のプロジェクトで大阪・関西万博内にパブリックアートを展示。
EXHIBITION/展示会
https://euphoric-arts.com/category/exhibition/
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Toggle展覧会情報
| 会期 | 2026年10月3日(土)~2026年12月13日(日) 会期中の土曜日、日曜日、10月12日(月曜日・祝日)、11月3日(火曜日・祝日)、11月23日(月曜日・祝日)に開場 |
| 開場時間 | 10時00分から16時00分 柏原宿歴史館のみ9時00分から17時00分(入館は16時30分まで) |
| 会場 | 滋賀県米原市柏原宿の4会場 ※滋賀県立美術館は、会場ではありません。 ① 旧造り酒屋(やいと塾)(米原市柏原2098) ② 柏原宿歴史館(米原市柏原2101) ③ 西町街道文化交流館 六十(ろっそ)(米原市柏原2204) ④ 旧中村邸(米原市柏原2188) ※御来場の方は、はじめに会場①旧造り酒屋(やいと塾)にお越しください。 |
| 公式サイト | https://www.shigamuseum.jp/exhibitions/14001/ |
| 観覧料 | 無料 ※柏原宿歴史館のみ要入館料 大人300円、小中学生150円 |
| 主催 | 滋賀県立美術館 |
| 協力 | 中山道柏原宿やいと祭実行委員会、柏原宿歴史館、風林社、1級建築士事務所 株式会社 匠工房 |
| 後援 | 米原市、米原市教育委員会 |
| 関連イベント | ◆アーティストトーク [事前申込不要/当日先着/無料]
日時:11月29日(日曜日)15時30分~16時30分 場所:柏原生涯学習センター(米原市柏原2221) 出演:金氏徹平 定員:50名程度(どなたでも) ◆学芸員による展示解説とまちあるきツアー [事前申込不要/当日先着/無料] 日時:10月24日(土曜日)、11月22日(日曜日) 両日とも10時30分~12時00分(お子さま向けツアー)、13時00分~14時30分(どなたでも) 集合場所:会場①旧造り酒屋(やいと塾) 定員:各回10名程度 |
| アクセス | 〈電車の場合〉 JR柏原駅(米原駅から約15分、大垣駅から約20分)から徒歩約10分。 〈お車の場合〉 名神高速道路 関ケ原ICから西へ、柏原まで約15分。 北陸自動車道 米原ICから東へ、柏原まで約15分。 駐車場(いずれも無料):柏原診療所前駐車場(米原市柏原2100)/米原市山東B&G海洋センター駐車場(米原市柏原2293-1) |
| お問い合わせ | 滋賀県立美術館 TEL:077-543-2111 |
| 住所 | 会場①旧造り酒屋(やいと塾) 滋賀県米原市柏原2098 |
展示内容
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