国内の美術大学はどう選ぶ?学費・学科・入試・進路を徹底比較

国内の美術大学はどう選ぶ?学費・学科・入試・進路を徹底比較
アイキャッチ使用画像|国内美大比較(作成 2026-10-02 / Saki) Commonsファイル : Aichi_Prefectural_University_of_Fine_Arts_and_Music_150713.JPG Commonsページ : https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Aichi_Prefectural_University_of_Fine_Arts_and_Music_150713.JPG 画像URL : https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/50/Aichi_Prefectural_University_of_Fine_Arts_and_Music_150713.JPG/1280px-Aichi_Prefectural_University_of_Fine_Arts_and_Music_150713.JPG ライセンス : CC0(パブリックドメイン相当) 撮影者 : Umako 撮影日 : 2015-07-13 被写体 : 愛知県立芸術大学 講義棟(愛知県長久手市) 画像内の表記 : 画像:愛知県立芸術大学 講義棟(愛知県長久手市) / Photo: Umako / CC0 / Wikimedia Commons 処理: 切り取り・色調整なし。object-fit:contain で全体を収め、余白は黒帯。 文字は写真の上に重ねず、右のクリーム地パネル(別領域)に配置。 大学のロゴは使用していません(仕様書15-2)。 被写体の確認(仕様書・取り違え防止) Commons API でカテゴリ「Aichi Prefectural University of Fine Arts and Music」を確認。 ja.wikipedia「愛知県立芸術大学」、en.wikipedia「Aichi Prefectural University of the Arts」ほかで使用中であることを実測。 画像を開いて目視し、ピロティに載る長大な講義棟とタイル壁画、柱の「直指天」の銘を確認した。 採用理由と見送った候補 パブリックドメインの東京美術学校本館(黒田鵬心・1915年)も候補だったが、 これは東京藝術大学の前身校舎であり、15校を比較する記事の顔としては東京・藝大に寄りすぎる。 そのため、非東京の国公立かつ CC0(表示義務なし)の本画像を採用した。 CC0 のため帰属表示の義務はないが、他3本と体裁を揃えて画像内に撮影者名とライセンス名を明記している。 パネルの文字 本記事は学校紹介ではないため、欧文は正式名称ではなく記事内容に合わせた英文 「Comparing Japan’s Art Universities」とした。 一行「国公立・私立15校を比較」は メタ情報.md 3章のメタディスクリプション(国公立・私立15校)に基づく。

アートコンサルティング

こんにちは。ユアムーン株式会社 編集部です。

「美術大学 ランキング」「美大 ランキング」と検索して、この記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。結論からお伝えします。日本の美術大学には、信頼できる統一ランキングが存在しません。海外の大学を対象にしたQS世界大学ランキングのアート&デザイン部門には、東京藝術大学こそ2026年版で、QSが公開している2021年版以降では初めてランクインしたものの、武蔵野美術大学も多摩美術大学も、国内の主要な美大のほとんどが掲載されていません。

本記事では、なぜ国内美大に順位がつけられないのかを先に説明したうえで、順位の代わりに、学費・学科構成・入試方式・卒業後の進路・立地という5つの観点から、東京藝術大学、武蔵野美術大学、多摩美術大学を中心に、国公立・私立あわせて十数校の美術大学を比較します。取り上げるのは、東京藝術大学、金沢美術工芸大学、愛知県立芸術大学、京都市立芸術大学、沖縄県立芸術大学という国公立5校と、武蔵野美術大学、多摩美術大学、東京造形大学、女子美術大学、日本大学芸術学部、京都精華大学、嵯峨美術大学、大阪芸術大学、神戸芸術工科大学、九州産業大学芸術学部という私立10校です。各大学の公式サイトで確認できた情報だけをもとにしていますので、順位では分からない「自分に合う大学」を探す材料として読んでいただければと思います。

なぜ日本の美大に「ランキング」がないのか

海外の大学には、QS World University Rankings by Subject(アート&デザイン部門)という国際的な評価が存在します。Euphoric " " ではQS世界大学ランキング アート&デザイン部門2026年版の解説記事で詳しく取り上げていますが、この記事を書くために改めてデータを確認したところ、見落とされがちな事実がありました。

QS2026年版のアート&デザイン部門TOP50に、日本の大学は1校も入っていません。51位以降は一部が順位の幅(バンド)での発表になりますが、そこに名前が出てくるのは東京藝術大学(151〜200位。QSが公開している2021年版以降では初めての掲載)のほかは、東京大学(72位)、千葉大学(98位)、筑波大学(101〜150位)、京都大学(151〜200位)といった総合大学です。武蔵野美術大学と多摩美術大学は、2026年版のランキングそのものに名前がありません。

ここで、最も誤解されやすい点を先にお伝えします。QSの表には「武蔵野大学」という名前が151〜200位の帯で登場しますが、これは武蔵野美術大学とはまったく別の大学です。武蔵野大学は東京都西東京市・有明にキャンパスを持つ総合大学で、美術大学ではありません。名前が似ているために、SNSなどで「武蔵野美術大学がQSにランクインした」という形で誤って広まることがありますが、正確ではありません。この誤読は非常に多いため、繰り返し注意を促しておきます。

東京美術学校本館、1915年撮影
東京美術学校本館(1915年撮影)。現在の東京藝術大学 美術学部の前身にあたります/出典:黒田鵬心『東京百建築 復刻版』29ページ経由 Wikimedia Commons(パブリックドメイン)

QSのアート&デザイン部門の指標の重みは、2026年版で学術評判90%・雇用者評判10%という構成になっており、論文の被引用数などの研究実績を示す指標は含まれていません。評価の9割を占める学術評判は、世界中の研究者を対象にした英語のアンケートで集計されます。国内でどれだけ高く評価されていても、海外の研究者に英語で名前が届いていなければ順位は伸びません。つまりこの数字は、教育の質そのものというより「どれだけ世界に向けて英語で発信しているか」を映した指標に近いと考えられます。武蔵野美術大学・多摩美術大学がランク外であることは、教育の質の低さを意味しません。

そして、QS以外に目を向けても事情は変わりません。文部科学省や日本国内の報道機関が、美術大学を対象に学術的な指標で順位づけした公式な調査は見当たりませんでした。予備校が独自に算出する偏差値はありますが、これは私企業が公表する模試データであり、実技試験の比重が大きい美大の入試においては、大学そのものの実力や教育内容を表す指標とは言えません。偏差値を大学比較の軸として扱うのは、この記事では避けます。

海外に目を向けると、QSのほかにもTimes Higher Education(THE)やQS以外の各種評価機関が、分野別の大学ランキングを公表しています。これらは主に英語圏の学術コミュニティを母集団にした調査であり、非英語圏で、かつ実技教育が中心の美術大学を正確に評価する設計にはなっていません。日本国内では、文部科学省所管の独立行政法人・大学改革支援・学位授与機構が運営する「大学ポートレート」(国立・公立大学向け)と、日本私立学校振興・共済事業団が運営する同名のサイト(私立大学向け)があり、本記事でも学費や進路のデータの一部をここから確認しています。ただしこれらは、各大学が入力した学費・教員数・入学者数・進路状況などの情報を横並びで閲覧できる公的なデータベースであって、大学に優劣をつけて順位を発表する仕組みではありません。つまり国内の美大には、海外のような国際比較の指標もなければ、国内向けの公的な順位づけの仕組みも存在しないというのが実情です。

順位がつけられない以上、この記事では「1位、2位」と並べることはしません。代わりに、進路を考えるときに実際に効いてくる具体的な材料を、大学ごとに並べていきます。

比べるときに見るべき5つのポイント

美大選びで後悔しやすいのは、知名度やイメージだけで決めてしまうケースです。公式サイトで必ず確認できる、次の5つの観点で比べることをおすすめします。

1つめは学費です。国公立と私立では4年間の総額が数百万円単位で違います。また「初年度納入金」という言葉が、入学金だけを指すのか、1年分の授業料まで含むのかは大学の資料によって書き方が異なるため、どこまでの金額かを必ず確認する必要があります。2つめは学科・専攻の構成です。同じ「デザイン」という名前の学科でも、大学によって扱う領域がまったく違います。入学時点で専攻が細かく分かれている大学もあれば、1年次は専攻を決めずに幅広く学んでから進む領域を選べる大学もあります。3つめは入試の方式です。実技試験の配点が大きい大学が中心ですが、学科試験の有無、総合型選抜(AO入試)の枠の有無と内容は大学ごとに大きく異なります。4つめは卒業後の進路です。企業への就職が中心の学科もあれば、大学院に進学して専門性を深める文化が強い大学・学科もあります。5つめは立地と設備です。都心にあるか郊外にあるか、複数キャンパスに分かれているか、専攻ごとの工房やアトリエ、美術館・図書館といった設備の充実度は、日々の制作環境に直結します。

観点見るときのポイント
学費4年間でいくらかかるか。国公立と私立では数百万円単位の差があります。入学金・授業料・施設費のどれを指しているかを必ず確認します
学科・専攻の構成同じ「デザイン」でも大学によって中身が大きく違います。学びたい領域が独立した学科になっているか、他の専攻の授業に専攻の壁なく出られるかは大学ごとに差があります
入試の方式実技試験の比重、学科試験の有無、総合型選抜(AO入試)の枠があるかは大学ごとに大きく異なります
卒業後の進路企業への就職が中心か、大学院進学が多いか、作家・フリーランス活動を選ぶ人が多いかは大学・学科によって傾向が分かれます
立地と設備都心か郊外か、複数キャンパスに分かれているか、専攻ごとの実習設備(工房・アトリエ・美術館)の充実度も制作環境に直結します

学費を比べる

学費は、国公立と私立で構造がまったく異なります。国公立大学は文部科学省が定める標準額(授業料は年額535,800円が基準)にもとづくため、大学ごとの差は入学金の地元・県外区分くらいで、学科による差もほとんどありません。私立大学は大学ごとの差が大きく、同じ大学の中でも学科によって数十万円の開きがあります。下表は、各大学の公式サイトで2026年10月2日に確認できた、最新の入学年度の初年度納入金です。年度と、入学金・授業料のどちらを含む金額かに注目してご覧ください。

大学設置区分初年度納入金の目安確認した年度
東京藝術大学(美術学部)国立1,256,020円(日本画専攻以外)/1,341,020円(日本画専攻)※教材費は別途2026年度
金沢美術工芸大学公立(市立)887,800円(金沢市内居住者)/1,028,800円(それ以外)※編集部算出確認時点の公式掲載額
愛知県立芸術大学公立(県立)817,800円+諸費用・専攻別費用(0円〜400,000円)※編集部算出確認時点の公式掲載額
京都市立芸術大学公立(市立)817,800円(市内出身者)/1,017,800円(市外出身者)※編集部算出確認時点の公式掲載額
沖縄県立芸術大学公立(県立)817,800円(県内在住者)/1,047,800円(それ以外)+専攻別費用(70,000円〜330,000円)※編集部算出確認時点の公式掲載額
武蔵野美術大学私立1,928,000円〜1,958,000円(学科による)2026年度
多摩美術大学私立1,909,000円〜1,940,000円(学科による)2026年度
東京造形大学私立1,915,000円2026年度以前の入学者(2027年度以降は1,955,000円に改定予定)
女子美術大学私立1,946,360円〜1,988,160円(専攻による)2027年度
日本大学芸術学部私立1,750,000円〜1,950,000円(学科による)2026年度
京都精華大学私立1,770,000円(芸術学部)/1,799,000円(デザイン学部・マンガ学部)※編集部算出2026年度
嵯峨美術大学私立1,750,000円2027年度予定
大阪芸術大学私立1,550,000円(文芸・初等芸術教育)〜1,910,000円(工芸・写真・映像・放送・キャラクター造形)※音楽・演奏は2,200,000円。編集部算出2027年度
神戸芸術工科大学私立1,800,000円(全学科共通)2024年度以降入学者
九州産業大学芸術学部私立1,695,900円令和8年度(2026年度)
愛知県立芸術大学の講義棟
愛知県立芸術大学の講義棟(愛知県長久手市、2015年撮影)/撮影:Umako(CC0)/出典:Wikimedia Commons

見てのとおり、国公立5校は授業料年額が535,800円で共通しており、入学料と授業料を足した初年度の額は80万円台から100万円台に収まります(東京藝術大学のみ、諸経費を含めた公式の第一年次合計が125万円台から134万円台です)。一方で私立は150万円台から200万円弱まで幅があります。4年間で考えると、国公立と私立の差はさらに大きくなります。たとえば多摩美術大学は、公式サイトで学費を「一定方式」と説明しており、入学金を除く金額が2年次以降も変わらないと明記しています。この方式で4年間を試算すると、総額はおおむね695万円前後から707万円前後(学科による実習費の差を含む)になります。国公立大学の授業料は毎年の国の予算で決まる標準額にもとづいているため、学科による差はほとんどありませんが、私立大学は学科ごとに実習費や施設費が異なるため、同じ大学の中でも数十万円の開きが出ます。

なお、入学金はどの大学でも入学した年に1回だけ納める費用で、2年次以降は原則としてかかりません。表の「初年度納入金」は、いずれも入学金と1年分の授業料・施設費等を合わせた金額です。ただし、教材費・実習費・保険料・自治会費といった諸費用を含むかどうかは大学によって異なります。また、公式サイトが「初年度の合計額」という形で金額を示していない大学については、公式に掲載された入学料・授業料などの金額を編集部が足し合わせて算出し、表に「編集部算出」と明記しました。とくに注意が必要なのが大阪芸術大学で、公式サイトが掲げる「入学手続時納入額」は前期分のみの金額です。そのまま1年分と受け取ると実際より30万円以上低く見積もることになるため、本記事では公式の年額合計に入学金を足した金額を載せています。東京藝術大学は、公式の第一年次合計とは別に、学科ごとの教材費(日本画の約50,000円から彫刻の290,000円まで)が必要です。愛知県立芸術大学と沖縄県立芸術大学も、専攻ごとの研究旅行費・教材費が別途かかります。また、多くの大学は独自の奨学金制度や授業料減免制度を公式サイトで案内していますが、対象者や金額は毎年変わるため、本記事では比較の対象に含めていません。学費を正確に把握したいときは、表の金額を目安にしつつ、必ず志望する学科の最新の学生募集要項・学費案内のページで確認することをおすすめします。

入試の方式を比べる

国内の美大入試は、多くの大学で実技試験の配点が大きいという共通点がありますが、共通テストの扱いや総合型選抜(AO入試)の設計は大学ごとに異なります。東京藝術大学の美術学部は、一般選抜で大学入学共通テストの受験が必須で、各学科・専攻が指定した教科・科目を受験していない場合は失格になると公式に明記されています。そのうえで、実技試験、学科試験、小論文、面接、調査書、共通テストの成績を総合して判定します。学科試験を課すのは芸術学科のみ、面接を実施するのは絵画科油画専攻のみで、先端芸術表現科と芸術学科では小論文を選ぶこともできます。

武蔵野美術大学と多摩美術大学は、学科試験と実技試験を組み合わせる一般選抜に加えて、総合型選抜の枠を設けています。武蔵野美術大学の総合型選抜は前期・後期の2つの日程で実施され、学科によって実施の有無と方式(探究力重視方式、クリエイション資質重視方式など)が異なります。前期は造形学部・造形構想学部の多くの学科で実施されますが、後期は油絵学科グラフィックアーツ専攻、彫刻学科、映像学科に限られます。また、実技試験を一切課さず共通テストの得点だけで出願できる「共通テストのみ入試」も設けられていますが、こちらは全学科ではなく、クリエイティブイノベーション学科、映像学科、芸術文化学科、デザイン情報学科、建築学科、基礎デザイン学科での実施です。

神戸芸術工科大学の正門
神戸芸術工科大学の正門(神戸市西区、2011年撮影)/撮影:KishujiRapid(CC BY-SA 3.0)/出典:Wikimedia Commons

多摩美術大学の一般選抜は、公式の学生募集要項によるとどの学科も国語100点・英語100点・実技300点の合計500点という構成で揃えられています。違いが出るのは実技の中身のほうで、絵画学科日本画専攻は鉛筆デッサンと水彩(人物)、油画専攻はデッサンと油彩、演劇舞踊デザイン学科演劇舞踊コースは身体表現300点、同学科の劇場美術デザインコースは鉛筆デッサン150点とデザイン150点、といった具合に学科ごとに課題が設計されています。学科試験と実技の比重そのものは学内で共通しているという点は、受験準備を考えるうえで押さえておきたいところです。

東京造形大学の校舎
東京造形大学(東京都八王子市、2025年撮影)/撮影:Nyao148(CC BY-SA 3.0)/出典:Wikimedia Commons

私立大学の多くも、実技を中心とした一般選抜のほかに、ポートフォリオや面接を重視する総合型選抜を設けている大学が多く見られます。入試方式は年度ごとに見直されることが多いため、詳しい配点や日程は各大学の最新の学生募集要項で確認することをおすすめします。

学科・専攻の構成を比べる

嵯峨美術大学の有響館
嵯峨美術大学の有響館(京都市右京区、2016年撮影)。附属図書館などが入っています。写真の銘板は撮影当時の校名「京都嵯峨芸術大学」です/撮影:Asturio Cantabrio(CC BY-SA 4.0)/出典:Wikimedia Commons

「デザイン」や「絵画」とひとくくりにされがちですが、大学によって学科の分け方は大きく異なります。東京藝術大学は絵画科(日本画・油画)、彫刻科、工芸科、デザイン科、建築科、先端芸術表現科、芸術学科という7つの専攻で構成され、入学時から専攻が明確に分かれます。先端芸術表現科は1999年に設置された比較的新しい専攻で、既存のジャンルにとらわれない表現を扱う点が特徴です。

武蔵野美術大学は、前身の帝国美術学校が掲げた「教養を有する美術家養成」という理念のもとに発展してきた経緯があり、造形学部10学科と、2019年設置の造形構想学部2学科をあわせて計12学科という、国内の美大の中でも特に学科数の多い構成です。多摩美術大学は美術学部10学科(一部は専攻・コース制)で、グラフィックデザイン、生産デザイン、情報デザイン、統合デザインなど、デザイン系の学科が独立して細分化されている点が特徴です。私立大学の中には、京都精華大学や大阪芸術大学のように、マンガ・アニメーション・放送・舞台芸術といった、伝統的な「美術」の枠を超えた学科を持つ大学もあります。大阪芸術大学は芸術学部だけでアートサイエンス、美術、デザイン、工芸、写真、建築、映像、キャラクター造形、文芸、放送、芸術計画、舞台芸術、音楽、演奏、初等芸術教育という15学科を擁しており、日本大学芸術学部も写真・映画・美術・音楽・文芸・演劇・放送・デザインの8学科からなる総合的な芸術学部です。同じ「芸術学部」という名称でも、扱う領域の幅は大学によってかなり違うことが分かります。下表は主な学科・専攻を大学ごとにまとめたものです。

京都精華大学の本館とスクールバス
京都精華大学の本館(京都市左京区岩倉、2014年撮影)。手前は大学のスクールバス/撮影:Atelier Verde(CC BY-SA 3.0)/出典:Wikimedia Commons
大学主な学科・専攻(公式サイト掲載順に抜粋)
東京藝術大学絵画科(日本画・油画)、彫刻科、工芸科、デザイン科、建築科、先端芸術表現科、芸術学科
金沢美術工芸大学美術工芸学部=美術科(日本画・油画・彫刻・芸術学専攻)、デザイン科(ホリスティックデザイン・インダストリアルデザイン専攻)、工芸科
愛知県立芸術大学美術科(日本画・油画・彫刻・芸術学専攻)、デザイン・工芸科(デザイン・陶磁・メディア映像専攻)=美術学部2学科7専攻、ほかに音楽学部
京都市立芸術大学美術科(日本画・油画・彫刻・版画・構想設計専攻)、デザイン科、工芸科、総合芸術学科
沖縄県立芸術大学美術工芸学部(絵画・彫刻・芸術学・デザイン・工芸の5専攻)、ほかに音楽学部
武蔵野美術大学日本画、油絵、彫刻、視覚伝達デザイン、工芸工業デザイン、空間演出デザイン、建築、基礎デザイン、芸術文化、デザイン情報(造形学部)、クリエイティブイノベーション、映像(造形構想学部)
多摩美術大学絵画(日本画・油画・版画)、彫刻、工芸、グラフィックデザイン、生産デザイン、建築・環境デザイン、情報デザイン、芸術学、統合デザイン、演劇舞踊デザイン
東京造形大学デザイン学科(グラフィック・写真・映画映像・アニメーション等8専攻領域)、美術学科(絵画・彫刻)
女子美術大学美術学科、デザイン・工芸学科、アート・デザイン表現学科、共創デザイン学科
日本大学芸術学部写真、映画、美術、音楽、文芸、演劇、放送、デザイン
京都精華大学造形学科(芸術学部)、ビジュアルデザイン・イラスト・プロダクトデザイン・建築(デザイン学部)、マンガ・キャラクターデザイン・アニメーション(マンガ学部)
嵯峨美術大学造形学科、デザイン学科
大阪芸術大学アートサイエンス、美術、デザイン、工芸、写真、建築、映像、キャラクター造形、文芸、放送、芸術計画、舞台芸術、音楽、演奏、初等芸術教育
神戸芸術工科大学建築・環境デザイン、生産・工芸デザイン、ビジュアルデザイン、メディア芸術
九州産業大学芸術学部芸術表現、写真・映像メディア、ビジュアルデザイン、生活環境デザイン、ソーシャルデザイン
沖縄県立芸術大学の赤瓦の校舎群
沖縄県立芸術大学(那覇市首里、2011年撮影)。首里城に隣接し、赤瓦の校舎が並びます/撮影:663highland(CC BY 2.5)/出典:Wikimedia Commons

立地にも大きな違いがあります。国公立5校のうち4校(金沢美術工芸大学、愛知県立芸術大学、京都市立芸術大学、沖縄県立芸術大学)は、東京以外の地方都市にキャンパスを構えています。中でも京都市立芸術大学の前身・京都府画学校は1880年創立の日本初の公立絵画専門学校で、1969年に音楽系の大学と統合して現在の大学名になりました。2023年には京都市西京区から京都駅東側の崇仁地域へキャンパスを移転し、京都駅から徒歩6分という立地に生まれ変わっています。一方、私立大学の多くは東京都内や近畿圏の都市部・郊外に集中しており、武蔵野美術大学・多摩美術大学のように、専攻ごとに複数キャンパスへ分かれている大学もあります。通学のしやすさだけでなく、キャンパスがある地域の文化的な環境も、制作活動に影響する要素のひとつです。

京都市立芸術大学 崇仁キャンパスのB地区の校舎
2023年に京都駅東側の崇仁地域へ移転した京都市立芸術大学のキャンパス(B地区、2023年撮影)/撮影:Dango2020112(CC BY-SA 4.0)/出典:Wikimedia Commons

卒業後の進路を比べる

進路の話に入る前に、規模の違いにも触れておきます。国公立の東京藝術大学 美術学部は、令和4年度(2022年度)の学部卒業者が234名と小規模です。これに対して私立の武蔵野美術大学は2025年度の学部卒業者が1,016名、多摩美術大学は2024年度(2025年3月卒業)の美術学部卒業生が979名と、私立の大規模な2校は藝大の4倍を超える人数になっています。同じ「美大」でも、1学年の人数やゼミ・研究室の密度はこれだけ違うため、少人数で指導を受けたいか、同世代の作り手が多い環境で刺激を受けたいかも、大学を選ぶときの判断材料になります。

卒業後の進路の統計は、「就職率」の分母が何かによって印象がまったく変わるため、数字だけを横並びにするのは誤解のもとです。就職率を「卒業者数に対する就職者数」で計算するか、「就職を希望した人に対する就職者数」で計算するかで、同じ大学でも数字は大きく変わります。各大学が公式に公表している数字がどちらの計算方法かを確認したうえで比べる必要があります。

九州産業大学の1号館
九州産業大学の1号館(福岡市東区、2017年撮影)。芸術学部もこのキャンパスにあります/撮影:そらみみ(CC BY-SA 4.0)/出典:Wikimedia Commons

武蔵野美術大学が公表する「就職率94%(2025年度)」は、就職を希望した学生のうち実際に就職した人の割合であり、進学や作家活動を選んだ人は分母に入りません。多摩美術大学が公式に公表する2024年度(2025年3月卒業)の実績では、美術学部の卒業生979名のうち進路決定者は683名で、進路を希望した人に対する進路決定者の割合(進路実現率)が85.1%、就職を希望した人のうち実際に就職した割合(就職率)が84.6%です。進路決定者683名の内訳は、企業就職501名、作家・フリーランスなど66名、進学116名でした。進路実現率の分母は卒業生全体ではなく「進路を希望した人」である点は、公式資料にも注記されています。

一方、東京藝術大学美術学部の令和4年度(2022年度)実績では、卒業者234名のうち、藝大内部の大学院へ進学した人が111名ともっとも多く、企業等への就職は41名でした。これは藝大の教育が不利という意味ではなく、学部卒業後も同じ大学の大学院に進んで専門性を深める文化が、他の美大と比べて特に強いことを示しています。実際、藝大の大学院美術研究科(修士課程)の同年度の修了者は239名で、学部卒業者の数を上回る規模です。なお、同じ資料には令和5年度(2023年度)の数値も載っていますが、合計行の内訳を足した人数が卒業者数と一致しないため、本記事では内訳が合計と一致する最新の年度として令和4年度の数値を使っています。美大の「進路」は、就職率という一つの数字だけでなく、進学・作家活動まで含めて見る必要があります。

東京藝術大学

東京藝術大学 上野キャンパス 美術学部の門
東京藝術大学 上野キャンパス 美術学部の門(2023年撮影)/撮影:N509FZ(CC BY-SA 4.0)/出典:Wikimedia Commons

東京藝術大学は、国内で唯一の国立総合芸術大学です。前身は1887年設立の東京美術学校で、戦後の学制改革にともなう国立学校設置法の制定を背景に、1949年に東京音楽学校と統合して現在の東京藝術大学になりました。美術学部のキャンパスは東京都台東区上野公園にあり、上野恩賜公園に隣接しています。茨城県取手市の取手キャンパスは1987年に校地として設置され、1991年から授業が始まりました。1999年にはこの取手キャンパスに先端芸術表現科が設置されています。このほか東京藝術大学には横浜キャンパスと千住キャンパスがあります。上野キャンパスには大学附属の美術館(大学美術館)もあり、学生が日常的に優れた作品の実物に触れられる環境が整っています。

正式名称東京藝術大学(美術学部)
設置区分国立
所在地東京都台東区上野公園12-8(上野キャンパス)
学科構成絵画科(日本画・油画)、彫刻科、工芸科、デザイン科、建築科、先端芸術表現科、芸術学科
初年度納入金1,256,020円(日本画専攻以外)/1,341,020円(日本画専攻)※2026年度

美術学部の一般選抜は、大学入学共通テストの受験が必須です。公式の案内では、各学科・専攻が指定した教科・科目をすべて受験していない場合は失格になると明記されています。そのうえで、実技試験、学科試験、小論文、面接、調査書、共通テストの成績を総合して判定します。学科試験を課すのは芸術学科のみ、面接を実施するのは絵画科油画専攻のみで、先端芸術表現科と芸術学科では小論文を選ぶこともできます。建築科と芸術学科を除く学科では、第1次試験と第2次試験の2段階で選抜がおこなわれます。受験科目数・配点は専攻ごとの学生募集要項で定められています。

卒業後の進路は、学部卒業後にそのまま社会に出る学生だけでなく、大学院へ進学して専門性を深める学生が多いのが特徴です。令和4年度(2022年度)の実績では、卒業者234名のうち、藝大内部の大学院に進学した人が111名ともっとも多く、企業等への就職は41名でした。同じ年度の大学院美術研究科修士課程の修了者は239名で、学部からそのまま同大学の大学院に進み、専門性を積み上げる学生が一定数いることが公式データから読み取れます。公式資料の同年度の美術学部の欄に挙がっている就職先には、任天堂、コーエーテクモホールディングス、コーエーテクモゲームス、電通などがあります。

武蔵野美術大学

武蔵野美術大学 鷹の台キャンパスの門
武蔵野美術大学 鷹の台キャンパスの門(2016年撮影)/撮影:Wiki2091996(CC BY-SA 4.0)/出典:Wikimedia Commons

武蔵野美術大学は、1929年創立の帝国美術学校を前身とする私立大学です。公式の沿革によれば、1935年に同盟休校事件が起きて帝国美術学校が分裂し、ここから独立した多摩帝国美術学校が、現在の多摩美術大学の前身になりました。帝国美術学校自体はその後、1947年に造型美術学園、1948年に武蔵野美術学校と改称し、1962年に武蔵野美術大学として大学が設置されています。つまり武蔵野美術大学と多摩美術大学は、同じ学校から分かれた歴史を持つことになります。1961年に開設された鷹の台キャンパス(東京都小平市小川町1-736)に造形学部の多くの学科があり、2019年に新設された造形構想学部は東京都新宿区市谷田町1-4の市ヶ谷キャンパスを拠点にしています。公式の年表によれば、鷹の台キャンパスには1967年に美術資料図書館が竣工し、2010年に図書館棟が新たに竣工したのを機に名称が「美術館・図書館」に改められました。現在の建物の設計は建築家の藤本壮介によるもので、学生が作品や資料を日常的に見られる環境が整えられています。

正式名称武蔵野美術大学
設置区分私立
所在地東京都小平市小川町1-736(鷹の台キャンパス)/東京都新宿区市谷田町(市ヶ谷キャンパス)
学科構成造形学部10学科(日本画、油絵、彫刻、視覚伝達デザイン、工芸工業デザイン、空間演出デザイン、建築、基礎デザイン、芸術文化、デザイン情報)、造形構想学部2学科(クリエイティブイノベーション、映像)
初年度納入金1,928,000円〜1,958,000円(学科による)※2026年度(2024〜2026年度入学者共通)

入試は、学科試験と実技試験を組み合わせる一般選抜に加えて、総合型選抜を前期・後期の2つの日程で設けています。実施する学科と方式は日程によって異なり、前期は造形学部・造形構想学部の多くの学科で、後期は油絵学科グラフィックアーツ専攻、彫刻学科、映像学科で実施されます。実技試験を課さず共通テストの得点だけで出願できる「共通テストのみ入試」もありますが、実施するのはクリエイティブイノベーション学科、映像学科、芸術文化学科、デザイン情報学科、建築学科、基礎デザイン学科です。

公式サイトが公表する2025年度の進路状況(2026年4月1日現在)によると、学部全体の卒業者数は1,016名、就職希望者586名のうち就職者は549名で就職率94%でした。大学院(修士課程)全体では、修了者200名のうち就職希望者81名に対し就職者65名で、就職率は80%です。学科別では彫刻学科100%、工芸工業デザイン学科99%、空間演出デザイン学科97%と高い学科がある一方、日本画学科84%、基礎デザイン学科86%のように8割台の学科もあり、分野によって差があります。進学者は133名、作家活動なども含む「その他」は334名でした。大学は公式サイトで、入学直後のオリエンテーションから進路支援を始め、低学年向けの授業「キャリア設計基礎」を軸に4年間を通じて進路・就職ガイダンスや講座を段階的に実施していると案内しています。

多摩美術大学

多摩美術大学 八王子図書館、伊東豊雄設計のアーチ構造
多摩美術大学 八王子図書館。2007年に完成し、設計は伊東豊雄/撮影:Wiiii(CC BY-SA 4.0)/出典:Wikimedia Commons

多摩美術大学は、1935年創立の多摩帝国美術学校を前身とする私立大学です。先ほど武蔵野美術大学の項目で触れたとおり、武蔵野美術大学の公式の年表では、同じ1935年に帝国美術学校で起きた同盟休校事件によって学校が分裂し、多摩帝国美術学校が設立されたと記されています(多摩美術大学側の公式の年表には、分裂の経緯までは書かれていません)。多摩美術大学の公式の年表によれば、創立の地は現在の東京都世田谷区上野毛で、初代校長は図案家の杉浦非水、学生数は67名でした。1953年に多摩美術大学が設置され、1971年から美術学部の八王子校舎(東京都八王子市鑓水2-1723)への移転が始まります。現在は美術学部8学科と大学院が八王子キャンパスに、統合デザイン学科と演劇舞踊デザイン学科が世田谷区の上野毛キャンパスに置かれています。八王子キャンパスの図書館は建築家の伊東豊雄が設計し、2007年に完成しました。

多摩美術大学 八王子キャンパスの正門付近
多摩美術大学 八王子キャンパスの正門付近(2012年撮影)/撮影:Lauffenamneckar(CC BY-SA 3.0)/出典:Wikimedia Commons
正式名称多摩美術大学
設置区分私立
所在地東京都八王子市鑓水2-1723(八王子キャンパス)/東京都世田谷区上野毛3-15-34(上野毛キャンパス)
学科構成絵画(日本画・油画・版画)、彫刻、工芸、グラフィックデザイン、生産デザイン、建築・環境デザイン、情報デザイン、芸術学(以上八王子キャンパス)、統合デザイン、演劇舞踊デザイン(以上上野毛キャンパス)
初年度納入金1,909,000円〜1,940,000円(学科による)※2026年度。学費は「一定方式」で、2〜4年次も入学金を除き同額が続きます

一般選抜は、公式の学生募集要項によるとどの学科も国語100点・英語100点・実技300点の合計500点という構成です。実技の課題が学科ごとに異なり、たとえば絵画学科日本画専攻は鉛筆デッサンと水彩(人物)、演劇舞踊デザイン学科演劇舞踊コースは身体表現300点という設計になっています。共通テストを利用する方式や総合型選抜も設けられています。

公式サイトが公表する2024年度(2025年3月卒業)の実績では、美術学部の卒業生979名のうち進路決定者は683名でした。公式資料は指標を2つに分けており、進路実現率(進路を希望した人に対する進路決定者の割合)が85.1%、就職率(就職を希望した人に対する就職者の割合)が84.6%です。進路決定者683名の内訳は、企業就職501名、作家・フリーランスなど66名、進学116名でした。学科別に見ると、就職率は工芸学科96.0%、彫刻学科90.0%、グラフィックデザイン学科86.0%に対して、絵画学科(日本画専攻・油画専攻・版画専攻の合計)は73.7%と差があります。デザイン系に比べると、絵画など制作を続ける人が多い学科では就職率の数字が低く出る傾向があり、これは進路の選び方の違いを映したものだと読むのが自然です。

まとめ

いかがだったでしょうか。日本の美術大学には統一ランキングが存在しない理由と、順位の代わりに比べるべき5つの観点について見てきました。要点は次のとおりです。

  • QS世界大学ランキング アート&デザイン部門2026年版に、武蔵野美術大学と多摩美術大学は掲載されていません。表に出てくる「武蔵野大学」は武蔵野美術大学とは別の大学です
  • 国内美大には、文部科学省や報道機関による公式な順位づけもありません。予備校の偏差値は私企業の模試データであり、実技重視の美大の実力を表す指標としては扱いません
  • 比べるなら、学費・学科構成・入試方式・卒業後の進路・立地という5つの観点が有効です
  • 学費は国公立(入学料と授業料で初年度80万円台〜110万円台。東京藝術大学は諸経費を含む公式の合計が125万円台〜134万円台)と私立(150万円台〜200万円弱)で大きな差があります。別途かかる教材費・実習費は学科によって数万円から数十万円の幅があります
  • 卒業後の進路は、就職率の分母や、進学・作家活動を含めた内訳まで見ないと実態を見誤ります

美術大学選びは、偏差値や順位で決められるものではなく、学費をどこまで負担できるか、何を専門に学びたいか、卒業後にどう生きていきたいかという、一人ひとり条件が違う判断の積み重ねです。本記事で紹介した学費・学科構成・入試方式・進路実績の数字は、その判断の土台になる材料にすぎません。オープンキャンパスで実際のアトリエや工房を見る、在学生や卒業生の話を聞く、公式サイトの入試過去問や卒業制作展の記録を確認するといった、数字だけでは分からない情報もあわせて集めることをおすすめします。

この記事で紹介した情報は、各大学の公式サイトで確認できた最新の内容にもとづいています。学費・入試方式・進路実績は年度ごとに変わりますので、出願を具体的に検討する段階では、必ず志望校の公式サイトで最新の情報をご確認ください。

Euphoric " " の視点

この記事を書くために、国内の美大を順位づける基準を探しました。見つかりませんでした。

QSのような国際的なランキングには、武蔵野美術大学も多摩美術大学も載っていません。載っていないのは評価が低いからではなく、あの順位が研究者と採用担当者への英語のアンケートで9割決まるからです。日本語で教え、日本で働く卒業生を送り出してきた学校は、その調べ方では見えにくいのです。

予備校の偏差値も、実技が大きな比重を占める入試では、測れる範囲が限られます。

では比べられないのかというと、そうではありません。学費は4年で何百万円も違います。同じ名前の学科でも中身は違います。入試で実技をどれだけ重く見るかも、学校ごとにはっきり差があります。進路の出方も違います。どれも公表されていて、調べれば分かることです。

順位がないことは、不便に見えて、実はありがたいことかもしれません。他人が決めた1位を目指すのではなく、自分の条件で選ぶしかないからです。そしてそれは、作る仕事を選ぶということと、もともと同じ性質のものです。

出願に向けてポートフォリオを用意する段階でお悩みの方は、ポートフォリオ添削サービス「PORTFOLIO SENSEI」もあわせてご覧ください。

もっと知るには

本記事の情報は、各大学の公式サイトをもとに確認しています。学費・入試方式・進路実績は年度ごとに変わりますので、出願の際は下記の公式ページで最新の情報をご確認ください。

内容公式ページ
東京藝術大学 入学料等(美術学部)東京藝術大学「入学料等(美術学部・大学院美術研究科)」
武蔵野美術大学 入学金・学費武蔵野美術大学「入学金・学費」
多摩美術大学 学費早見表多摩美術大学「学費早見表」

QS世界大学ランキングの順位や算出方法については、アート&デザイン部門QS世界大学ランキングの解説記事で詳しく取り上げています。国内の芸術・美術大学の学部・専攻を幅広く確認したい方は、国内の芸術・美術大学のアート&デザイン学部/専攻をまとめた記事も、美大の入試や学費の一般的な傾向については芸術大学の特徴を解説した記事もあわせてご覧ください。海外の美術大学との比較では、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)の個別解説もあります。

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