【展覧会】「出光美術館名品展 出光佐三のこころ―美を守り、未来へつなぐ」が大分県立美術館で開催!

2026年11月13日 〜 2027年1月11日
【展覧会】「出光美術館名品展 出光佐三のこころ―美を守り、未来へつなぐ」が大分県立美術館で開催!

アートコンサルティング

2026年11月13日(金)より「出光美術館名品展 出光佐三のこころ―美を守り、未来へつなぐ」が大分県立美術館で開催されます!

出光美術館は、出光興産の創業者であり、美術館創設者の出光佐三(1885~1981)が70余年の歳月をかけて蒐集した美術品を展示・公開するため、昭和41年(1966)、東京都千代田区丸の内に開館しました(現在はビルの建替えに伴い長期休館中)。そのコレクションは、国宝2件、重要文化財57件を含む約1万件にのぼります。

本展は、出光佐三がこよなく愛した仙厓の禅画から始まり、古唐津、中国陶磁、長谷川等伯などの屏風絵の名品、また近年新たにコレクションに加わった、伊藤若冲をはじめとした江戸絵画、さらにはジョルジュ・ルオーやサム・フランシス、板谷波山、小杉放菴、飯塚琅玕齋ら近現代の日本・西洋の美術に至るまで、各分野から厳選された名品約100点を展示します。

石油事業に邁進する一方で、自らの人生を「美にリードされてきた」とまで語った出光佐三。その蒐集のエピソードを交えながらじっくりと名品をご紹介します。

本展の構成

第1章|仙厓に恋して 清雅な文人画、豪快な古唐津
出光佐三(1885~1981)は、福岡県宗像郡赤間(現・宗像市)の藍問屋に生まれました。明治44年(1911)門司市(現・北九州市門司区)に出光商会(後の出光興産)を設立。実業家として歩み始めます。父の藤六は絵を得意とした文人肌の人。その影響で佐三は幼い頃から美術への関心が高く、19歳の学生時に、博多の古美術の売立てにあった仙厓(1750~1837)の掛軸を購入。佐三はユーモラスで機知に富む仙厓の絵に恋をしたと語っています。他にも、田能村竹田(1777~1835)や古唐津など、九州ゆかりの美術品の収集を始めました。

第2章|中国陶磁器の発見 オリエント美術の輝き
大正時代以降、出光商会の事業拡大にともない、出光佐三は中国東北部に頻繁に出向くようになります。異国での孤軍奮闘に疲れて帰った佐三は、大連の定宿にしていた大和ホテルに飾ってあった中国陶磁を見て心なごみ、以後中国陶磁へ傾倒していきました。また地中海地域のオリエント美術の発掘調査を支援し、その収集にも力を入れ、国内有数のコレクションとなりました。

第3章|屏風絵を楽しむ
屏風絵は日本独自の調度品として発展してきたもので、多くの画家が屏風絵を手掛け、日本美術を代表する名品が生まれました。狩野派、長谷川派、岩佐派など、桃山~江戸時代にかけては、特に多くの画派によって描かれています。昭和41(1966)年の出光美術館の開館後、収集作品の幅は一段と拡がっていきました。こうして出光美術館には屏風絵の名品が多数所蔵されるようになりました。桃山時代を代表する絵師・長谷川等伯(1539~1610)の《龍虎図屏風》など、屏風絵の名品を紹介します。

第4章|江戸絵画の華―旧プライス・コレクション
2019年、アメリカのジョー・プライス氏(1929~2023)の江戸絵画コレクションが、出光コレクションに加わりました。生前のプライス氏は、自分のコレクションの一部が日本に永久に残ることを切望していました。プライス氏は当初、日本美術の知識はもたず、伊藤若冲(1716~1800)の絵の面白さに驚き、独自の審美眼で収集をはじめたといわれます。ここでは若冲を中心とした江戸絵画の華を特集します。アメリカから日本へ里帰り後、日本初公開となる若冲作品の公開もあります。

第5章|ルオーとサム・フランシス
昭和47年(1972)、佐三は東京の画廊で、散逸の危機にあった54点の作品からなるルオーの傑作《受難》と出会います。白内障でかすむ眼に飛び込んできた太く黒い線。まるで日本画の墨線のようだと衝撃を受けました。墨線のもつ魅力という仙厓画に通じるもの感じ取った佐三は、ルオーの一大連作をコレクションに加え、散逸の危機を救いました。また昭和34年(1959)、ニューヨークのアトリエで出会った20世紀を代表するアメリカ抽象表現主義の画家サム・フランシスの抽象画に、東洋美術に通じるものを感じたといいます。サムは自分も興味を持っていた仙厓の蒐集家として知られていた佐三であったからこそ、自分の作品を譲ることにしました。

第6章|同時代の芸術家たちとの親交―板谷波山、小杉放菴、飯塚琅玕齋
出光佐三は、古美術だけではなく、同時代の芸術家たちと親交し、その作品を収集しています。特に日本近代陶芸のパイオニア・板谷波山(1872~1963)とは終生親交し、代表作のほとんどを網羅した一大コレクションを築いています。また郷里九州の田能村竹田の画趣に通じるとして画家の小杉放菴(1881~1964)を気に入り、放菴とも終生にわたる親交を続けました。また竹工芸を芸術の域に高めた飯塚琅玕齋(1890~1958)の作品も収集しています。こうして同時代美術を含む幅広いコレクションが形成されました。

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展覧会情報

会期2026年11月13日(金)~2027年1月11日(月・祝) ※会期中展示替えあり
休展日12月14日(月)
時間10:00~19:00 ※金曜日・土曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
会場大分県立美術館 3階 コレクション展示室
観覧料一般 1,500円 / 高校生 1,000円
[特別割引]わたしたちのルノワール展鑑賞者 1,000円(税込)
わたしたちのルノワール展(2026年11月23日(月・祝)~2027年1月17日(日)開催)のチケットご提示の方は、一般料金が1,000円になります。
・中学生以下無料。
・大分県芸術文化友の会 びび KOTOBUKIとTAKASAGOは無料。
・障害者手帳をご提示の方とその付添者(1名)は無料。
・学生の方は入場の際、学生証を提示。
主催公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団・大分県立美術館
共催OBS大分放送、大分合同新聞社
企画協力公益財団法人出光美術館
後援大分県、大分県教育委員会、NPO法人大分県芸振、西日本新聞社、朝日新聞大分総局、読売新聞西部本社、毎日新聞社、NHK大分放送局、エフエム大分、J:COM
公式サイトhttps://www.opam.jp/exhibitions/detail/a56e8223-b250-4c01-a096-1a25013ea3de
住所大分県大分市寿町2番1号

展示内容

※画像写真の無断転載を禁じます

《絵唐津柿文三耳壺(水指)》
《絵唐津柿文三耳壺(水指)》 桃山時代 重要文化財
仙厓《布袋画賛》
仙厓 《布袋画賛》 江戸時代 ※11月13日~12月13日展示
《五彩牡丹文皿》
《五彩牡丹文皿》 中国・明 「大明万暦年製」 銘
長谷川等伯《竹虎図屏風》
長谷川等伯 《竹虎図屏風》(左隻)桃山時代 ※12月15日~1月11日展示
伊藤若冲《群鶴図》
伊藤若冲 《群鶴図》 江戸時代 ※11月13日~12月13日展示
伊藤若冲《鳳凰図》
伊藤若冲 《鳳凰図》 江戸時代 ※12月15日~1月11日展示
飯塚琅玕齋《花籃 銘 寿》
飯塚琅玕齋 《花籃 銘 寿》 1942年 ※11月13日~12月13日展示

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