2026年10月24日(土)より「テート美術館 ターナー展――崇高の絵画、現代美術との対話」が国立西洋美術館で開催されます! このたび、2026年10月より国立西洋美術館において、「テート美術館 ターナー展――崇高の絵画、現代美術との対話」を開催いたします。 J.M.W. ターナー(1775-1851)は、英国絵画史上、もっとも偉大な画家というべき存在です。移ろう光や大気、荒れ狂う海や空、あるいは産業革命期に人間が排出しはじめた蒸気や煤煙など、この世界の一定ではない諸相をときに克明に、ときに抽象化して描きだしたターナーは、絵画の可能性をさまざまに押し拡げ、その歴史に新地平を切り拓いた、まぎれもない変革者でした。そして彼の作品は、当時の哲学や芸術において重視されていた自然の「崇高」を見る者に経験させるものとして評価されてもきました。 本展は、世界最大のターナー・コレクションを誇るロンドンのテート美術館の所蔵品から、油彩画や水彩画など、80点以上をご紹介する大回顧展となります。ターナーの作品群をテーマごとに再編し、ゆるやかな時系列に沿って展示します。さらに、彼の絵画と現代美術を併置して対話させ、その過去の画家の問題意識が後世のアーティストたちの関心とも響きあうことを浮き彫りにします。 「光の画家」ターナーの傑作80点超が集結 ターナーは、世界の諸相を既知の見慣れたものとしてではなく、未知なるものとして経験するように描きだした稀有な画家です。とくに彼の後期の絵画は、形態が色彩のなかに溶け込み、われわれの眼前で世界そのものが立ち現れてくるかのごとく描かれています。「光の画家」とも称されるターナーの油彩画や水彩画、えりすぐりの80点以上をテーマごとに再編し、彼の画業をたどります。 風景画の巨匠が追究した「崇高」をひも解く ターナーが生きたのは「崇高」をめぐる議論が哲学者エドマンド・バークらによって展開され、ロマン主義の芸術家たちに多大な影響をおよぼした時代でした。バークは「崇高」が巨大なものや恐ろしいものによって引き起こされると考え、これを「美」とは対照的なものとみなしましたが、本展ではその概念を鍵としてターナーの芸術を読み解きます。さらに、20世紀に「抽象的崇高」という概念とともに語られたマーク・ロスコやバーネット・ニューマンの絵画にも眼を向けます。 ターナーと現代美術、時を超える「対話」 過去の芸術作品と現代美術とを併置する――テート美術館は、そのような展示の方法論を国際的に主導してきた最たる機関のうちのひとつです。本展でも、さまざまな現代アーティストたちの作品とターナーの油彩画や水彩画を同時に展示します。こうした時代を超えた「対話」をつうじてターナーの芸術に潜んでいる可能性を多角的に検証する本展では、彼の絵画を見つめる経験が、こんにちのわれわれがグローバルに共有している気候変動や脱植民地化などの諸課題について考える契機ともなるでしょう。

J.M.W. ターナー《捕鯨船エレバス号に万歳! もう一頭獲ったぞ!》(部分) 1846年展示 油彩/カンヴァス テート美術館 Photo: Tate 
J.M.W. ターナー《月光、ミルバンクでの習作》 1797年展示 油彩/板(マホガニー) テート美術館 Photo: Tate 
J.M.W. ターナー《コニストン山脈の朝、カンバーランド》 1798年展示 油彩/カンヴァス テート美術館 Photo: Tate 
J.M.W. ターナー《グリゾン州の雪崩》 1810年展示 油彩/カンヴァス テート美術館 Photo: Tate 
J.M.W. ターナー《バッカスとアリアドネ》 1840年展示 油彩/カンヴァス テート美術館 Photo: Tate 
J.M.W. ターナー《ヴェネツィア――サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂》 1844年展示 油彩/カンヴァス テート美術館 Photo: Tate 
J.M.W. ターナー《カナル・グランデ、サン・シメオン・ピッコロ聖堂、夕暮れ》 1840年 水彩、グワッシュ、ペン、インク/紙 テート美術館 Photo: Tate 
J.M.W. ターナー《荒海と難破船》 1840-45年頃 油彩/カンヴァス テート美術館 Photo: Tate 
J.M.W. ターナー《捕鯨船エレバス号に万歳! もう一頭獲ったぞ!》 1846年展示 油彩/カンヴァス テート美術館 Photo: Tate 
J.M.W. ターナー《新月――あるいは「ボートを失った、きみにフープはやらない」》 1840年展示 油彩/板(マホガニー) テート美術館 Photo: Tate 
J.M.W. ターナー《浮標のある海景》 1840年頃 油彩/カンヴァス テート美術館 Photo: Tate 
J.M.W. ターナー《荒海とイルカ》 1835-40年頃 油彩/カンヴァス テート美術館 Photo: Tate 
J.M.W. ターナー《三つの海景》 1827年頃 油彩/カンヴァス テート美術館 Photo: Tate 
《ターナーの肖像》(J.M.W. ターナーの原画にもとづくウィリアム・ホールの版刻) 1859-61年 エングレーヴィング/紙 テート美術館 Photo: Tate
EXHIBITION/展示会 https://euphoric-arts.com/category/exhibition/⬇︎その他の展示会はこちらからご覧いただけます!⬇︎
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Toggle展覧会情報
| 会期 | 2026年10月24日(土)~2027年2月21日(日) |
| 開館時間 | 9:30-17:30 金曜・土曜日は20:00まで(入館は閉館の30分前まで) |
| 休館日 | 月曜日、11月24日[火]、12月28日[月]-2027年1月1日[金・祝]、1月12日[火] ※ただし、11月23日[月・祝]、2027年1月11日[月・祝]は開館 ※2027年1月12日[火]-2月21日[日]の期間、国立西洋美術館 常設展は閉室 |
| 会場 | 国立西洋美術館[東京・上野公園] |
| 公式サイト | 展覧会公式サイト:https://turner2026-27.exhibit.jp/ 国立西洋美術館公式サイト:https://www.nmwa.go.jp/ |
| 観覧料 | 観覧料(税込) 当日券:一般 2,400円/大学生 1,500円/高校生 1,100円 *中学生以下無料、障害者手帳をお持ちの方及び付添者1名は無料(学生証等の年齢の確認できるもの、障害者手帳等をご提示ください)。 *大学生及び高校生の方は、入館の際に学生証をご提示ください。 *国立美術館キャンパスメンバーズ加盟校の学生・教職員は本展を学生1,300円、教職員2,200円でご覧いただけます(学生証または教職員証をご提示のうえ、会期中ご来場当日に国立西洋美術館の券売窓口にてお求めください)。 *2026年11月4日[水]-11月19日[木]は大学生及び高校生の無料観覧日。入館の際に学生証をご提示ください。 *観覧当日に限り本展の観覧券で常設展もご覧いただけます。なお、2027年1月12日[火]-2月21日[日]の期間、常設展は閉室いたします。 |
| 主催 | 国立西洋美術館、テート美術館、朝日新聞社、テレビ朝日 |
| 協賛 | NISSHA、ダイキン工業、大和ハウス工業 |
| 後援 | TOKYO FM、ブリティッシュ・カウンシル |
| 協力 | セルシス、西洋美術振興財団 |
| お問い合わせ | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
| 巡回 | 大阪中之島美術館 2027年3月13日(土)-6月27日(日) |
| 住所 | 〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7 |
展示内容
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